忍者ブログ
From .05.MAY.2009
[375] [376] [377] [378] [379] [380] [381] [382] [383] [384] [385]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【11月09日の「★(仮名)の話をしよう第一話」日記】

「さて、★(仮名)の話をしよう」(多重人格探偵『サイコ』調で)


 大学二期生の時、初めて彼に会った。
 大阪は長瀬川の川縁で、彼は数人の地元の子供に苛められ泣いていたのだ。
 その時の彼の服装は福井県から出立したままの姿で、身体にボロボロの一枚のムシロを巻き荒縄で腰を括っているだけで素足であった。
 「これこれ。福井県人を無闇に苛めてはなりませぬ」
 その子供たちに小銭を渡し、いわば★を私が買い取った形になったのである。
 「おぅおぅ。旦那様。ありがとうごぜぇます」
 「いやいや、人間として当然の行いをしただけだよ。 それに旦那様はやめてくれないか。 私はただの貧乏学生さ。 さぁ、これで服を買って何か食べなさい」
 少々の金額を彼に渡すと、彼はいつまでも泣きながら私に頭を下げたままだった。

 それが「縁」となり、★と私の付き合いが始まった。
 私の尽力により彼は住むところや大学にも進学が出来、より私を慕うようになってまるで子犬が飼い主の足元にじゃれ付くかのように付きまとうようになったのだ。
 「だ、旦那様。なにかあっしにお手伝いをさせてくだせぇ」
 「あっはっは。我が忠実な下僕よ。 そこまで云うのなら私の書斎を掃除して呉れ給へ」
 当時の私の書斎部屋は研究用の漫画関係学術本などにより、ごった返していたのである。
 「わかりましただ、旦那様。 ただ一つ約束してもらいたいのは、あっしが掃除している最中は決して部屋に入らないでくだせぇ。 覗くのもご法度でごんす」
 「あっはっは。 生意気に『鶴の恩返し』のようなことを云いおるわ。 わかったわかった。約束しよう。 では綺麗に片付けるのだぞ」
 「承知しましただ。 偉大なる旦那様!」

 その日の晩、屋敷で就寝した私の隣の書斎に彼は篭った。
 微かに隣からゴソゴソと音が聞こえたが、そのうちに私は寝入ってしまった。

 次の日の朝、さすがに物音は止んでいた。
 「おーい、★よ。 片付けはもう終わったのかい? 入るよ。入らしてもらうよ」
 私は書斎に入って驚いた。
 綺麗に整頓されていると思いきや、書斎内の蔵書は以前に増して乱雑を極め、しかもそこにはティッシュペーパーの塊が大漁に散らばっている。 そのうえ閉め切った書斎内には「栗の華」の匂いが充満していたのだ。
 その時、ティッシュの山の中から寝惚けた表情で、ムックリ★が姿を現した。 その手には何処から見つけ出したのか「18禁エロ漫画本」がしっかり握られていた。
 「あ、旦那様」
 驚いて私はこう訊いた。
 「★よ。これはどういう事態だい?」
 「おらヘンズリこいただよ

 「ドコが『鶴の恩返し』ぢゃぁーーい!」と、★を屋敷から蹴り出したのは言うまでも無い。

PR

 

 

 【11月06日の「東宝特撮映画駄洒落シリーズ最終回『日本インポテンツ』」日記】
 「草食系男子」ってのが流行ってるそうなんですよぅ。「な、なぁにぃぃ~? やっちまったな」を描く。
  (もうネタも尽きたので最終回)

 そもそもは家庭用パソコンに「プリンターは要らない」主義者だった。
 なぁに、ネットで必要な情報といえども手元にメモと鉛筆があれば事足りるし、画像なんかもハードディスクに放り込んでおけば良いモノだ。
 その他に「プリンター」が特に必要とされるのは「正月」の『年賀状印刷』くらいだろう。 しかし、私がPCライフを始めた十数年前はまだ「家庭用プリンター」特に「インク」の質もまだまだで、年末に一年ぶりに「プリンター」の埃を払って取り出したところ、インクがガビガビに乾いてしまって本体もお釈迦だったってハナシもよく耳にしたものだった。
 そのため必要とされる「データ」は密かに会社に持ち込んでプリントしたり、宿泊先のホテルで無料の印刷サービスを受けたりして過ごしていた(主に「劇場割引券」がほとんどだったけど)

 しかし今年は家人愛用の「ワープロ」がついに寿命をお迎えになられたりして、ようやく「プリンター」の購入を決意した次第である。
 EPSON『カラリオ PX-402A』
 カラーコピーやスキャナーなどの機能も持つ「複合機」を、近所の家電量販店で9000円を切る価格で。

 愛車V-MAXの後ろに息子を乗せ、彼にしっかり「プリンター」の箱を持たせブッ飛ばして帰宅する(息子に文句をいわれた)。
 バリバリバリと箱を開け、電源コードとUSBケーブルを接続して4色カラーインクをセットし、ドライバソフトCDを本体PCに読み取らせる。 簡単簡単♪
 さて記念すべき試験印刷」はナニを刷ろうかな?
 ネットを開き、いつものmixiのマイミク最新日記でふと見つけた記事。

 我が後輩で忠実な下僕たる「☆亜細亜」氏の記事だ。
 タイトルは『昨夜、なにげなくエンタの神様を見ていたら……』
             

 そこには芸人の『芋洗坂係長』の舞い踊る姿と
  「あれ? 偉大なる先輩(のBADsMARUさん)何してはりますのん?」というコメントさんがっ……。

                     3b7084b8.jpeg


 あまりの衝撃と怒りのため、思わずアヌスを……あわわマウスを持つ手が震え「印刷」のボタンをクリックしてしまった。
 「ウィンウィン。ガー、ジーコジーコジ--…」
  

fd2c9eb5.jpeg

 なんと記念すべき第一枚目の「印刷」がこの頁になってしまうとわ……
               0f4b8bb9.jpeg



 う、訴えてやるゾ芋洗坂め!

   えー、どーせ会社でも家庭でもクリソツと云われてますとも……)




                22321740_2013139524s.jpg                                                

eb866b25.jpeg  39811502_2079824743.jpg  290dedb0.jpeg

【11月07日の「東宝特撮映画駄洒落シリーズ『すまたンゴ』」日記】
 「桃井かおり」姐さんが女子大生の頃にお願いしたいと心の底から想う中年男の悲哀を描く。
    (ってオレ様のコトかよっ!?)



☆山代劇場11月㊤レポート☆

 六時半過ぎに入館。
 最低観客数二人に満たないと舞台が始まらないのでドキドキしながら待つ。
 演目開始予定時刻午後七時直前に地元のファンと見受けられる方ともう一人が入場されて、ホッと胸を撫で下ろした。

①.『山咲みみ』嬢 (以下敬称略)
 「追っかけ」初めて既に7年近く。
  成熟しきった「癒し」のステージはいまだ健在。
  舞台の空気の感触を直に表現して舞われる「フリーフォーム」スタイル。 すなわち百の舞台があれば百の踊りを舞う、まさに「一期一会」のステージ。
  それはそれで見応えもあり満足なんだけど、昔の「土人」とか「雪女」の演目を懐かしむ気持ちもある。
  次回の舞台はまだ未定とのこと。
  ただし年末か年始に「諏訪フランス座」が入る予定だとか(ちょっと遠いね)。

②.『秋元みり』
  初めてお会いするロリータフェイスの可愛い舞姫さん。
  「幼稚園着」が異様にお似合いになる。
  特に「高齢者のお客さんに人気が高い」との前評判を聞いていたが、とても優しい雰囲気でそれも頷ける。

③.『雛形ひろ子』
  広島や福山で数回拝見させていただいている。
  ダイナミックなボディと踊りは変わらず。
  バニースタイルで「プレイガール」風のBGMから「夜明けのスキャット」(吉井和哉ver.?)までの「昭和レトロ」感にドップリ心地よく。
  ところで今回ひろ子姐さんから怒られてしまった。
  何故か観客が二人になってしまった際、私の携帯が鳴り始め(もちろんマナーモードにはしていたが)仕方なしに席を外しトイレで対応していたところ、演目の開始が「私待ち」で停止していたのだ。
  これは私が悪い。
  でも後で「さっきは御免ね」と何度も繰り返してくれた上に、ポラの裏にも「ごめんなさい」と記してあったのには逆に恐縮した次第。


 さて、二回目の舞台からはドヤドヤと浴衣姿の温泉客が数十人流れ込む。
 専用送迎バスでの送り迎えのサービスもあるとはいえ「観たくて来る」お客さんと「付き合い」などで何となく来た客も多い。
 すると「観たい」よりも「観てやる」という空気が広がってしまうのもいた仕方ないことであるのは理解できる。 しかも「一杯」はいって酔客がほとんどなのである。 こやつらは一人一人なら大人しい人物のクセに「団体」となると君子豹変(ジャガーチェンジ)しちゃうんだよなぁ。
 しかし「劇場」や「舞台」のルールはやはり守られねばならないのはいうまでもあるまい。
 優しくてサービス精神溢るる「踊り子」さんだとしても、お肌に触れる行為等は、どこの「小屋」でも劇場側も舞台側も厳密に注意するのが必要だろう。
 客の方も「ストリップ」は『何でも有り(一部企画にも依るが)』と勘違いすることは、双方お互いにとって「不幸」なものとなると思うが如何に?
 「温泉劇場」の宿命とはいえ、少し残念に感じた。
  
(何度か「コロスゾ」って小声で注意したんだけど酔っ払いだから聞かねぇんだよなコレが)

                

                    cdd7f343.jpeg

【11月06日の「東宝特撮映画駄洒落シリーズ『ゴジラの六つ子』」日記】
 「おそゴジ」「ちょろゴジ」「十四ゴジ」ら下町の六つ子兄弟のドタバタ喜劇を描く。

 福井県の越前岬の「現場」で、役所の担当者と待ち合わせ。
 ところが待ち合わせ時間も過ぎたのに、なかなか彼等が現れない。
 待ち合わせ場所の「岬」を望む潰れた観光ホテルの前の道路端で、なんとなく「ヤンキーうんこ座り」して待つ。
 すると一台の福井県警「ミニパトカー」が前の道路を通過。 運転をしている男性警察官と目が合う。
 しばらくするとまた同じパトカーが進行方向から反対車線を戻ってきた。
 今度はあからさまにスピードを落として私を「ガン見(頑視)」。
 そのまま行き過ぎるも、明らかに私を「不審者」もしくは「大陸からの不法入国者」として認識していた様子。
 かなわんなぁ~。

 やがて役所担当者らも現れ、無事「打ち合わせ」も終了。
 右手に岬や穏やかな日本海を眺めつつ、海沿いの305号線を敦賀方面への帰路を辿る。


 とある港でトイレ休憩。
 ちょうどそこでは名物『えちぜんクラゲ』の胞子の放流が行われていた。
 赤銅色に日焼けした漁師のオッチャンたちが、大きなビニール袋に入った大量の白く透明な『えちぜんクラゲ』の幼い胞子を海に放つ。
 漁師たちは「ハイリハリフレハイリホ~♪
大きくなれよ!」と唄いながら、愛おしそうに海に還る『えちぜんクラゲ』の胞子に声をかける。
 『えちぜんクラゲ』は約一年かけて日本列島を一周し直径2m以上に成長して、やがてこの地の「故郷」に戻り、川を遡上して産卵を行いその一生を終えるのだ。
 まことに感動的で、「
ハタ迷惑」なハナシである。

【11月05日の「東宝特撮映画駄洒落シリーズ『怪獣総新劇』」日記】
 出演:宇野重吉、大滝秀治、奈良岡朋子などの豪華なキャストで描く。

 昨夜はヘトヘト疲労困憊ラで非常に遅い時間(PM7:40)に宿に辿り着く。
 そりゃそーだ。
 早朝奈良を出発して岡山市入り。 そこで二件分用事を済ませ北上。 高浜小浜から敦賀を経て福井市で本日最後の仕事を終えたのが午後六時半。 そこから⑧号線で石川県加賀市まで。
 無茶苦茶にも程がある。
 しかしその行為も、とある「野望」に裏打ちされたものだったのだ。(…またかよ)

 とりあえず予約してあった宿は加賀山代温泉『山下家(やましたや)』。
 一泊二食付ネット限定価格¥5700(安い!)で押えたのだが、着いて驚いた。 山代温泉街高台に聳え立つ立派な高層宿。
 東京の「大江戸温泉物語」という組織が経営に窮した有名ホテルを買取り、低価格を「売り」にプロデュースしたという。 
 TVCMで有名な「温泉♪ 七千、八百円♪」の『湯快リゾート』と同じシステムなのだ。(ただしこっちの方がそれより若干安く設定されているようだ)

 館内に二箇所、屋上に「露天風呂」として二箇所の計四箇所にある「天然温泉」は広くて豪華、文句が無い(朝晩で男女用が入れ替わる)。
 食事は『湯快リゾート』と同じく、朝晩「(大空魔竜)バイキング」。 食事の内容は『湯快』とよく似ているが、刺身などが美味い。
 その中でも自分で設置する「一人ナベ」の「地鶏」がやたら美味い。 勝手に「うどん」などを放り込んでアレンジを加える。
 不肖私の健康を気遣っていただいている「北京波」師匠や「オレンジ」女史、先日久しぶりに会うや否や「オマエ、その腹ナンとかせーや!」と罵声を浴びせかけて頂いた「タケダ」先輩などに知れたら怒られるだろうなぁと思いつつ「喰う」。
 ああ、喰った喰った。

 しかし何より我が気に入ったのは、ここが映画『華鬼』のロケで使われたという事実を、フロントに張り出されたポスターで知ったことだ。
 『日本元気劇場』など石川県で一大ロケを敢行したこの映画。 ここ『山下家』でも撮影をしたという。
 とゆーことは、この同じ空気や温泉でも出演した「加護ちゃん」が「加護ちゃん」が……
 「加護ちゃん成分」が含まれているやもしれぬので、一応「温泉の湯」飲んどこっと(汚いなぁ)。


 本当はこの地で果たすべき「野望」の予定もあったのだが、なんか時間も遅くなってきたし、疲労もピークに迫り腹もくちくなって眠くなってきちゃった。 
 這う這うの態でフロントに館内電話を掛け、こう言い放つ。
 「予約入れてないけど、明日も同じ条件で連泊できまっか?」

 5日は「松井」の活躍に沸く石川県能見市から富山県まで駆け巡らねがならない。
 その後「ブーメラン」の如く、この宿に帰ってくるワケだが。

http://www.ooedoonsen.jp/shukuhaku/yamashita/



           写真
 部屋の「お茶うけ」のお菓子(試供品)も多くて豪華だったのだ。



忍者ブログ [PR]
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
フリーエリア
最新コメント
[01/31 時計コピー]
[11/29 BadsMaru]
[11/28 NONAME]
[06/18 石田達也]
[04/16 Awaftma]
最新記事
(10/22)
(02/14)
(02/12)
(02/09)
(02/08)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
BADsMARU
年齢:
65
性別:
男性
誕生日:
1959/08/18
職業:
さまよえる会社員
趣味:
快楽追求派
自己紹介:
GUN, MUSIC, MOVIE, BIKE, COMIC, PUSSY CAT LOVE LOVE !!
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(05/05)
(05/06)
(05/07)
(05/08)
(05/09)
P R
アクセス解析