【9月06日の「つっても『スパルタァァーーン!!』な映画ぢゃないよ」日記】
朝一に愛営業車「プリちゃん号」に製品200kgほど手積みして、会社を出発。
岐阜市内にて荷を降ろす。 暑さも相まって、結構ヘロヘロに。
岐阜市から各務原市関市等を走り回って41号線で北上。 下呂市を抜け、夕刻「高山市」へ至る。
なんともドタバタな行程だが、少しでも涼しい処へと無意識に選択したのかもしれない。
チェックインしたのは『高山パークホテル』という初めて利用する宿。
小高い丘のようなところに建てられており車を玄関に横付けすることが出来ず、荷物を持ってヒィヒィ言いながら石の階段を昇ってチェックイン。 建物の外観が何処となくヒッチコックの映画『サイコ』に登場するモーテルのようで気に入った。
一階にレストランが有り、二階が客室になっている「ペンション」という感じの造りになっている。
夕食はせっかく「飛騨高山」まで来たのだから「外食」することにした。
有名な「古い街並」がすぐ近くである。 私服に着替えごちぼちと繰り出した。
ところが週明けの月曜日ということも有り、休みの店がやたらと多い。 目当ての「赤提灯」を求めて「高山駅」近くまで放浪する。
さすがに駅の近くの商店街ともなると「赤提灯」もチラホラ。 何軒か下見して歩いていると『全食品300円均一呑み屋』という店を見つけた。
「焼き鳥」「串カツ」などを中心として、「飛騨牛」「刺身」などもあるという。 面白そうなので入ってみた。
まずは「ビール頂戴!」から。 看板に偽りなくお酒も全て「一杯300円」。「生ビール」と「発泡酒」があって、「発泡酒」の方がジョッキが大きいという。 躊躇わずに「発泡酒」を頼む。
「若夫婦」が切り盛りしているそのお店。
落ち着いて店内を見渡してみると、同じカウンター内に金髪碧眼の若い女性が立っている。
アルバイトの娘さんで東欧「ルーマニア」出身であるという。 小柄だが可愛いお顔をしておられる。
「日本語」を少しと、「ルーマニア母国語」「英語」「仏語」「伊語」に堪能だという。料理や空いた皿の上げ下ろしをしてくれる。
え~っと、「ルーマニア」に関する話題ってナニかあったかな?
「旧チャウチェスク政権」って話題も古いし(陰気だし)、「新体操」ってものナンだかなぁ。
勿論「東欧着エロ倶楽部『ユリア』」ってネタをふるワケにもいかないし…
あ、あったあった。
拙い英語で「あいのう。ゆあカントリー、ざホームタウン おぶ かいんどおぶ ドラクラァ」と話しかけた。
ルーマニアは「吸血鬼伝説」発祥の地なのである。
「Vampire? Of course, I Knou.」と彼女は応えてくれた。
その後「ヴラド・ツェペリ公」のハナシを持ち出して彼女の気持ちを惹こうとも考えたのだけど、残念ながら私の語学力不足と彼女が思ったより乗ってこなかった為 それは断念することとなった。
せっかく「『串刺し公』の地から来て『串焼き』や『串カツ』を売るとは、気が効いてるネ♪」ってアメリカンジョーク(?)を一発お見舞いしてやろうと思ったのに…。
(考えてみりゃ「ルーマニア」から来てるだけで『吸血鬼の末裔』扱いされちゃ誰でもイヤになるわな)。
お酒も高山の地酒をお代わりしたり、他にも呑んだり喰ったりして、お会計「3300円」! 安ぅっ!
ご機嫌でお店を後にしました。
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