【8月03日の「いや、しょーみ泣きそうになったったりましたわ!」日記】
「下呂温泉」での朝、目覚めてからおもむろにPCを起動させメールなどのチェック。
やがて各HPを廻り、mixiで皆様の「最新日記」を読ませていただく。
とあるマイミクさんの「日記」。
タイトルに『早すぎる(訃報)』とある。
「お知り合い」が急逝されたようで、その悲痛な内容から筆者の悲しみが伝わってくる。
「亡くなられた方」の『お名前』は記されてはいない。
但し、その方の「特徴」が幾つかのポイントで提示されていた。
・男性
・まだ若くて(筆者よりは年上)、その方の業界では将来を嘱望されていた
・グルメ。 筆者の方と何度かお食事をされている
・近々「京都のお茶屋さん」で飲む約束も叶わなかった
・(筆者の)マイミクの中にも付き合いのある人がいる
・太っていて「オシッコ甘い甘い病」の卦が有り、以前に倒れられた事がある
・「少しは痩せなアカン。運動もせなアカン」と云っておられた
あ、アレ?
この亡くなられた方って、ひょっとして私も知っている「あの方」とちゃうのん?
パニくった。
急いで「私の知っている方」のお名前をネットで様々な方法を持って検索する。
それらしき「訃報」を告げる記事は見当たらない。
早朝だが「その方」と繋がりの有る「業界的」に親しい友人に電話を掛けた。
「ああ、MARUや。朝早くから済まんけど先輩のコトで、なんか耳に入ってへん? いや、別にナンてコトやないんやけど、朝のワシの『夢見』が悪うてなぁ…」
苦しい言い訳である。 彼の返答も特に何も耳にしていないという。礼を言って電話を切った。
しかしまだ「疑惑」は胸の中で燻ぶり続ける。 いや、益々「不安な予感」として大きくなりつつあった。
直接「本人」に電話を掛けようかとも思ったが 相手が電話に出ても驚くし、(早朝ということもあり)「呼び出し音」が永遠に鳴り続けるのにも耐えられない。
取り合えず会社に「定時連絡」を入れ、朝食を摂りにレストランへ。
毎回非常に美味しい大空魔竜バイキングなのだが、食欲はとっくに霧散している。
考えれば考えるほど「不吉」なことばかりで、情けないハナシだがコーヒーカップを持つ手が微かに震えていた。
祈るような気持ちで、日記の筆者さんの携帯電話にメールを送る。
「不謹慎で恐縮ですが、亡くなられた方ってまさか『共通の知人』ではないでしょうね?」
仕事のため出発の時間が来たので、後ろ髪引かれる思いで宿を後にする。
岐阜県下呂市から41号線で北上。 高山飛騨と各市町村を巡ってお仕事。
ただ正直言って「仕事が手に付いている」状態とは言い難い。 「上の空」である。
待ちに待った「返信」が帰ってきたのは岐阜県と富山県との県境の山の中であった。
「亡くなられた方は『(MARUさんとの)共通の知人』ではありませんから安心してください。その『共通の知人』はピンピンしていると断言します!」
安堵の感で身体中の力が抜けた。 日記の筆者さんに非礼を詫びるメールを送る。
しかし自分の一人合点の「勘違い」とはいえ、何だかムカムカと腹が立ってきた(と同時に強烈に腹が減ってきた!)。
今度「日記の筆者さん」と私を「京都のお茶屋さん」に連れてってや!
『(GAINAX取締本部長)武田○廣』様!!
亡くなられたY氏のご冥福をお祈り申し上げます。
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