From .05.MAY.2009
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【1月09日の「今でも左右の人差し指と中指だけでタイピングしていて大変」日記】
身体、特に視線が不自由なのは首にギプスが巻かれているのが理由だと気が付くまでに少し時間がかかった。 これは入院中に他の患者とか野良犬とか野良猫と喧嘩を差せない為とか、後ろ脚で痒い処を掻か注せない為に着用しているのではないらしい。 軋む身体を頑張って少し傾けて全身をチェックしてみた。 首ギプスの他に左右の両手に包帯と絆創膏。 左手の包帯には血が滲んでいる。 また顔面の顎部にも絆創膏。 そぅっと四肢を動かしてみる。 鈍い痛みは有るのだけど、両脚は何とか動く。 問題は両腕。 左右とも痺れていて指を握るのも覚束ない。両掌がパンパンに腫れ上がっていて、まるで野球のグローブみたい。「EZ DO DANCE♪!!」(←それは「trf」) 大きな骨折はなさそうである。 先程までいた警察の交通係の方より聞いたのだが、どうやら単独自爆事故を起こしたらしい。 奈良市中央の「三条通り」の中央分離帯縁石に衝突し、道路の真ん中にひっくり返っていたという。 まさに「不幸中の幸い」。奇跡的にこの事故に巻き込んだ他の車両や歩行者は皆無だったそうだ。 少し胸を撫で下ろした。 警察の人が帰る前に恐る恐る訊いてみた。 「あの…私の単車は?」 「奈良県警の駐車場でお預かりしています。損傷が非道かったけどね」 やがて連絡を聞いた長男が飛んできてくれた。 「親父、大丈夫か?」 「おぅ…見ての通りや」 男通し同士だから口数が少なくて助かる。 会社から上司のtixi次長とKM部長が駈け付けてくれた。 「お、MARUさん。思ったより…」 ギプスをはめ身動き一つ取れないベッド上の私を前にして、そこで一旦言葉を飲みこまれた。 「思ったより…非道そうやな」 いや、そこは「元気そうで安心した」と患者を力付けるべきであろう。 事情聴取やお見舞いの方々がお帰りになり、倅にも明日また来て貰えるよう依頼して家に帰した。 私しか寝ていない四人部屋の病室が急に静かになった。 一人になって暫らくしたら、枕もとの電気を消して麻痺で痺れて腫れ上がった両掌で顔を覆い、少し泣いた。 PR |
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誕生日:
1959/08/18
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