【7月17日の「昨日の続きの『減点パパ』」日記】
さて翌日、娘との約束通り朝の八時から電車に揺られる。
「単車で」というアイデアも浮かんだが、まぁ一度は「通学時間の調査」という点でも「電車」を選択。
目的地は娘の第一受験志願校の『●●国際大学』オープンキャンパス。
最初に「今日は『減点方式』を採用します。お父さんの学校に対する減点が『マイナス30点』を超えた時点で、この大学の受験資格を貴女は失います」と一方的に宣言する。
「まずは今日が異様に暑いので、マイナス10点!!」
これは却下されました。
前に一度、友人とこの学校を訪れた事のある娘の説明によると通学時間は「電車で一時間、そのあと通学バスで30分の合計約一時間半」との事。
「近鉄電車」が最近「阪神電車」と相互乗り入れを果たし、「近鉄S大寺」駅から乗り換え無しで神戸「三宮」駅まで直行できるようになった。 とはいえ終着の「三宮」まで約一時間十五分。 まぁ「十五分」の誤差なら大目に見てやってもエエか。
三宮で大学の用意した「通学専用大型バス」に乗り換え。
しかしこの時点でバスは満員。補助椅子も使用される。
ところが在校生と思われる「オネエチャン」達の態度が悪い! 二人席に一人でデェーンと足を組んで居座り、横に置いた大型バックを膝の上に乗せようともしない。その上「私たちだけユックリ乗って超態度悪くないって感じぃ~♪」とか抜かしてやがる(本当)。
しかもその外見が「金髪」のイケイケギャルファッション!(←全員ではなかったが、しかし72%までがブサイク)
娘さえ同乗してなければ「○っちゃってしまおうか?」とも考えたほどだ。
「お前らパ○パ○かぁ!?」と大きな声を出して怒りだすワケにもいかず、隣に座る娘に
『在校女子大学生がドイツもコイツも馬鹿だらけ。減点15点』とメールを送る。
ちなみにその時の娘の返信「今時の女子大生って皆こんな感じだって」だって。 さもありなん。
バスは有料神戸トンネルを抜け兵庫県「三木市」の山の中に向かう。 何処までも続く田舎道……
って遠いよ馬鹿! バスに揺られて40分以上。 こちとらもう膀胱が破裂しそうぢゃ!
結局「通学時間」、乗り換え時間も入れて「二時間半」掛かっちょるるぢゃないの! このウソつき娘めが!!
減点10点。
で、やっと着きました。
ありゃま、こりゃ貧相…あわわ、清廉な学舎ぢゃのう。 減点5点。
「オープンキャンパス説明会」を経て、「体験模擬授業」を公聴。
娘の第一志望の『犯罪心理学』(マジかよ?)。
いや、この「講義」だけは面白かった。 ワシがゼミに入部したいくらい。
講義をした『犯罪心理学』博士とも少し「人間(犯罪者)の心の闇」について論議を交わさせていただいた(娘そっちのけで)。
この点だけはプラス10点回復。
お昼になったし、学校側から「ランチ無料チケット」を二枚貰ったので「ガクショク(学生食堂)」へ。
ち、小っちゃぁ~。
そこで娘に今までの「減点ポイント」を説明。
①通学時間の二時間半は掛かりすぎ
②「退学率」が高すぎる問題(20%超え)
③大学の規模と、「知名度」の就職に与える影響
④大学と学生の「質」について(「国際大学」を名乗るのに協定する国は「北米」と「アジア」のみ)etc,etc
を我が家の経済状況も踏まえて。
残念ながらこの学校への進学は親の立場から見て認められないコトを宣告する。
志望校選びはまた振り出しに(戻るたびにまた日が沈んでいく♪)
膨れる娘のご機嫌を取り戻すべく、帰りに「三宮中華街」に寄り道して露天で色んなもの(「豚耳」「北京ダック」等々)を食わせたり(私はそれと生ビールを数杯!)、お土産に家の飼い猫に着させる「ドラゴンボール風胴着(猫)」まで買わされましたとさ。

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