【12月02日の「今日は『冬用パジャマ』を買いに行きました」日記】
《SUNDAY GUN-SMITH》
今日のお題は
マルシン『CZ75 6mmBB BLOWBACK DUAL MAXI』


「CZ75」は、1968年に開発が計画され、1975年に製造されたチェコスロバキア製の自動式拳銃。「Cz75」とも表記される場合がある。
名称のCzはチェスカー・ズブロヨフカ国有会社(チェコ兵器廠国有会社(チェコ語 : Česká zbrojovka, n.p.:ČZ、1992年民営化)にちなむ。
ブローニング型ショートリコイル作動方式を採用し、複列単給弾方式弾倉(ダブルカラム シングルフィード マガジン)付属、ダブルアクションとシングルアクション両用の引き金機構を持っている。フレームには鋼材を採用し、手動安全子(マニュアルセフティ)はコックアンドロック方式、フレームがスライドを包み込む結合方式となっている。フレームとスライドの結合はSIG P210と同じ方式だが、噛合わせ部分に異物が侵入した場合に除去されにくく、スライドの指掛け部の小ささから操作ミスを起こしやすい。
CZ-75は、米国市場に紹介されると、工作精度の高い鋼製フレームとコックアンドロック式の手動安全子、高い耐久性とコルトガバメントモデルと同一の操作性などがプラクティカルシューティング層に支持され、「世界最高のコンバットセミオートピストル」と評価された。
当時コンバットシューティングを提唱していたジェフ・クーパー (Jeff Cooper) がCz75を高く評価し「これが.45ACPであったなら世界最高のコンバットオートである」と述べ、後にこの提案をもとにした「ブレン・テン10mmオート」の開発に協力した。当時の米国では、「評価は高いが共産圏製で手に入らない」という点から、実力からは想像も付かない過大評価がされていた。
大きく分けて生産時期により「前記型(ショートレイル)」と「後期型(ロングバレル)」とに分かれている。
「後期型」は製造過程を削り出しからインベスティメント キャスト(精密鋳造)へ変更し、これによる強度の低下のため、スライドとフレームの形状を若干変更している。また、グリップパネルは人間工学的に優れたデザインに変更された。これに伴い重量もやや増加し、デザインも多少変化している。
我が国では「園田健一」による漫画『ガンスミスキャッツ』の女性主人公「ラリー・ビンセント」の愛銃(前記型)として登場し、人気を博した。
したがって今でも「前期型」の根強いファンは多い。
さて今回ご紹介するマルシン社『CZ75』は「後期型」。
BLK(ブローバック式ガスガンだが特徴がある。
「ライブカートリッジ」による「排莢」が可能となっているのだ。
実物の「9㎜パラベラム弾丸」の薬莢に近いサイズの「6㎜BB弾」専用金属カートリッジに「6㎜BB弾」を内部のゴムパッキンで固定。
それをマガジンに装填し、BB弾発射後は空になった薬莢がエジェクションポートより排莢される実銃を模したギミックが付いている。
ガスガンなのでマガジン内に「ボンベ」を内蔵している機構上、装弾数はシングルカラム式で8発に抑えられている(実銃マガジンはダブルカラム式16+1発)。
もちろん「BB弾」をセットせずに「空薬莢」だけをBLK排莢させて遊ぶことも出来る。
「薬莢」は割と勢いよく右後ろに向かって飛んでいく。
非常に楽しいギミックだが野外の「サヴァイバルゲェム」では使いにくいだろうし、室内でも私のような汚い部屋では「薬莢紛失」の恐れが大である。
現在では「金属製」ではなく「プラスチック樹脂製カートリッジ」が安価で用意されているとのこと。

KSC社ガスガン『CZ75』と並べてみた。これには「木製グリップ」を奢っている。
外観的に特に気になるところは少ないが(ちょっと安っぽいぞ)、マルシンCZのハンマーの太さだけが気に入らない。 これはBLKさせる際に力の掛かる部分なので仕方がなかったのだろうが、「CZ75」実銃でも特徴的なデザインだし少し残念。
それ以外は楽しく遊べるガスガンの一挺ですよ。



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