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【2月12日の「昨夜の『R1グランプリ』で「雷ジャクソン高木」の自衛隊ネタがツボにハマって死ぬかと思うほど笑うた」日記】
 本日より途中入社の新入社員クンと研修同行出張で山陰地方へ。
 夕刻、島根県出雲市の定宿へ至る。

 ここの宿は先月末も利用している。
 宿泊した翌日、チェックアウトして仕事の移動中の私の携帯電話にこの宿から着信が有った。
 「MARU様。昨夜のご利用ありがとうございました。 実はお忘れ物が有りまして…」
 「あ、ほんまでっか? 何を忘れてました?」
 「えぇっと、本ですね…漫画でしょうか?」
  …
 心当たりがないわけではない。
 宿泊先に購買した古本屋新刊書籍を寝る前にでも読もうと何冊か持ち込む事が多々ある。
 困ったことに購入した書籍を何冊だったかとか、どんな種類の本だったのかを完全に把握することは不可能である。
 だから例えばそんな宿泊先に本を忘れても、後に全然気が付かないというのはいた仕方がない事象だと言える。
 
 ただここで問題になるのは、その本がどのような「種類」の本であるのか?ということだ。
 もしやして活字や漫画にこだわらず、放送やネット書き込みにでも「ピーーッ!」音が入る種類の本であればどうしましょう?
 「風船クラブ」の○○コミックや「実話大衆」などの土方雑誌でもあったら、恥ずかしくて顔見世できない。
 だから「どんな本でっか?」とは口が裂けても訊けないままであった。(羞恥プレイぢゃあるまいし)
 その「忘れ物」は次回宿泊する時に手渡してもらう約束をして電話を切った。
 
 さて今日はその次回の宿泊である。
 少しドキドキした。
 後輩社員の眼の前でそんな●●本を手渡されでもしたら、先輩社員の面目丸潰れである。ああ花の応援団である。
 チェックアウトを済ませ、若いフロントのお姉さんが
 「あ、これ 前回のお忘れ物で御座います」と一冊の雑誌を忘れることなく差し出してくれた。 それも気を使って裏表紙を上にして。
 息を呑みつつ確認する私。
 
 『パチンコ必勝週刊誌
 
 えぇっ!?
 これ、絶対ボクの持ち物ぢゃねぇよ!
 だってパチンコしないもん!
 子供の様に地団太を踏んで抗議する。
 「失礼いたしました。たぶん清掃係の勘違いだったんでしょう」

 なんやねん、それ?
 もっともっと面白い展開を期待してたのにな…
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