無題

　　

　【6月30日の「え？　今年ももう半分過ぎちゃうの？」日記】
　鳥取県鳥取市で目覚める。
　国道９号線と、昨日から試験運用で全線「無料」となった『山陰道路』をフルに利用し、主要得意先等を訪問しつつ西を目指す。
　日頃はトラックと先を急ぐ営業車が走っているくらいでスカスカの自動車専用道の『山陰道』だが、「無料化」の影響で物見遊山の一般車が雲蚊の如く群がって、これがまたＥＴＣが付いてなかったり「走り」の要領が悪かったりで本来の「自動車道」のメリットがあまり感じられない。　Ｆｕｃｋ！
　そんなこんなで最終目的地の島根県益田市に到着したときは、トップリ陽も暮れていた。

　益田の定宿「大谷温泉『かじか荘』」チェックイン。
　宿に入るなり
　「ほ、蛍は？！」と訊くが
　「もう終わりだけん」というつれない応えにガッカリ。　今年は見逃しちゃったよ、ﾄﾎﾎ…
　でも今日は空いているからという理由で、いつもより一級上等の部屋に通される。　ラッキー♪

　温泉で旅の埃と汗を洗い流した後は、お楽しみの晩餐ざんす。
　晩飯前に宿の女将から
　「まだダイエットつづけてはるの？」と尋ねられ、
　「失礼な！　見て判りまへんか？　
　　　え？　全然判らんて？
　　　…『細々』と続けてまんがな」と答えた。
　そこで出してきてくれたのが、豪勢だが魚類を中心とした低カロリーメニュー。　
　新鮮な『蛸刺し』が出てきて狂喜乱舞する。
　「ご飯」は辞退したが、お酒は「日本酒熱燗二合」をチビチビと。　このメニューで「お酒」を呑まないとは、「食べ物」とそれを心を込めて造ってくださった料理人さんに対する冒涜である(なんちて)。
　一杯気分のご機嫌さんでご馳走さま♪

　ただ１つ残しちゃったのが「辣韮(ﾗｯｷｮｳ)」。　関西では「らっきょ」。
　コレだけは数少ない「食わず嫌い」の一つなのだ。