【3月25日の「思わず『Baby,Baby,Baby,Baby,Baby,ベイビ~♪』と唄っちゃいまっすよねぇ」日記】
ありゃナンて歌だったっけ?
『BE MY BABY』でもないし…
《SUNDAY GUN-SMITH》
『ベビー南部』
「南部式自動拳銃」は、大型(甲)、大型(乙)、小型の3種類が製造され、使用実包は大型が8mm南部弾、小型が7mm南部弾だった。
『ベビー南部』は南部式自動拳銃(甲)のスケールダウン版として作られたものであるが、軍に正式採用されたものではなく、贈答品として海軍に約6,500挺が納品されたものである。元の自動拳銃(通称「パパ南部)が8ミリ南部弾であったのに対して、本拳銃は7ミリとされたが、誰も実際に撃つ者はいないと考えられたため、実弾は生産されなかった。実銃はその作りの良さから、量産品としては世界一高級な拳銃としてコレクターの間で取り引きされているそうである。
本銃は生産数が少ない上に、多くが中国の戦地へ輸出されたため現存数が少なく、海外のガンコレクターに人気のある一品であり、大型甲がグランパ南部、大型乙がパパ南部、小型がベビー南部と呼ばれ、装具やオリジナル実包も希少価値が高い。 特に小型は稀少品とされ極めて高額で取引されている。
マルシンは90年代に自社の創業30周年を記念して、「ACG(American Collectors' Group)」の名前で金属製の『南部式小型自動拳銃(通称「ベビー南部」)』を発売した。
当初は「ダミー・カート仕様」で桐の特製箱に入っているという高級品であった。 その後、マニアの要望に応えて簡易箱に入ったブローバック仕様が発売され、2003年にも簡易箱入りダミー・カート・モデルが再販された。初期のモデルにはレシーバー上に「御賜」の文字の入っているもの(東京砲兵工廠モデル)と「TGE」マークの入っているもの(東京ガス電気株式会社モデル)が併売されていた。
画像のモデルガンは先日、広島県某福山のHARDOFFで発掘したもの。
JUNKコーナーで格安の5K円の値札を付けられて埃に塗れており、我が目を疑った。
木製ラックにも傷は少なく、モデルガン本体の箱は付属していなかったものの「マルシン版説明書」「ACG解説書」と「ダミーカートリッジ」は完備され、銃本体も綺麗だったので小躍りしながら即購入。
実は「マルシン簡易箱入ダミーカートモデル」は一挺所持していたが、コレはコレで「ACGモデル」というワケで…。
一応、両タイプを比較してみた。
「ACGモデル」は本体に24K鍍金を奢っており、流石に「マルシンモデル」より綺麗にピカピカ輝いて見える。(画像:右)
その他は当たり前だが全て一緒。 共にレシーバー上に「御賜」の文字の入っている「東京砲兵工廠モデル」。
説明書も同じ。
木製ラックには右から
「年周十五戦終
銃拳働自形小式部南」と刻印されている。
ネットで調べてみるとヒストリカル・モデルガンを数種発売していた「フランクリンミント社」から「ベビー南部『終戦五十周年』記念モデル」が発売されていたらしいのだが、それはACG製のダミー・カートリッジ仕様を利用おり、外観上の特徴としてグリップに星形メダリオンが付いていたとある。
しかし手元のグリップは「マルシンモデル」と同じく、只の「プラグリップ」。
また「フランクリンミント」版の木製ラックの画像を見てみると表面に羅紗状の布張りとなっているが、こちらにはそれが無く木目丸出し。
たぶん「フランクリンミント版」後の「ACG名義再発版」かもしれない(っちゅうかよくわかんない)。
オマケに「文鎮(無可動)模造銃『ベビー南部』」と記念撮影。
これは有名で高価な「アドベン」製ではなく、老舗の「中田商店」が旧日本軍の軍装品「ホルスター」の型崩れ防止用に発売したものと思われる。
まさに「文鎮」そのものの如き風格だが、結構「愛着」があり手にする機会もモデルガンより多いかもしれない。
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