【12月05日の「あの『赤いアレ』があと十機いたら完全に勝ってたな」日記】
註:今日の「日記」は公開中の映画の「ネタバレ」しか含んでおりません
朝、八時前に起床して「薩摩汁」をおかずに朝御飯。
午前九時前、防寒のオーバーパンツ着用の上、愛車V-MAXのエンジンに火を点し少し長めに暖機を奢り発進。
「京奈和道」高架を「ぬふあ㎞/h」で飛ばしていると、左車線四輪三台目前に「白黒パンダ」発見。
追いつくワケにもいかず追い抜くワケにもいかず、微妙な距離感を保って「橿原南IC」終点まで。
到着目的地点は「MOVIX橿原」。
先日、後輩★と一緒に見損ねた『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が俺を呼んでいる!!
AM9:50が初回。
貯まっていた「MOVIXポイント」を入場券とポップコーン交換券と替える。
っちゅうコトは今回「タダ」で観たのよ、ワタクシ。
ちなみに娘は「お受験二日目」で、息子は「期末試験」真っ最中で一人で来たのタケシ♪
日曜朝一番の回とはいえ、上映シアターは一番広い部屋で六部の入り。
私と同世代の夫婦カップルと親子連れが目立つ。 それより高年齢層の観客もいる。
上映が始まる。
「古代守(兄)」…『堤真一』かよ。豪勢だな。
「バカめ」の名台詞の出番もなく「謎の敵ガミラス」との宇宙艦隊戦は終了。
ここでタイトル。
「無限に広がる大宇宙…」
ナレーターは「ささきいさお」。
BGMに故「宮川 泰」のあの名曲スキャットが重なる。
嗚呼、もうあかん。
涙腺戦線は完全決壊、 映画は始まったばかりなのに、滂沱の涙が頬を伝う。
この気持ち、35年以上前にこのアニメ作品に出合ったばっかりに、その後の人生を狂わされた人間以外にどう伝えればいいのか?
もう後は「黒木メイサ」の肩幅が2mあるのをCGで「森雪」っぽくしてようが、彼女が主演の「ヤマタク…あわわ、キムタク」より身長がはるかに高いのを誤魔化そうが、大宇宙を翔ぶヤマトがバンダイのプラモデル(第三艦橋にゼンマイボックスと車輪)みたいだろうが全然OKなのであります。
(それと最初の「ワープ」における『森雪』の扱いも)
それにしても「徳川機関長」役の『西田敏行』の横顔のライン(強いて挙げるなら「艦長横顔ラインのみも)と、着用していた「手袋」の質感といったら、ものの見事に『松本零士タッチ』そのものでオシッコちびりそうなほど驚いた。
これで「地球との最後の交信シーン」で彼の熱演さえ観られたならば、この時点で「合格点」出しちゃってたよ>オレは。
あとねぇ「真田さん」演じる『柳葉敏郎』が一所懸命に「青野武」節を演じるの。 これにも泣けた! (ギバチャン いいヤツだな、やっぱ)
「伊武雅刀」登場のタイミングも文句なし!
隣に座られた妙齢の御夫婦の奥さんが、また的確なタイミングで目頭をハンケチで押さえて慟哭されるの。
私も思わず「貰い泣き」して、奥様の手をギュッと握りそうになちゃったわ。
ただやっぱり不満だったのが、ラスト。
TV版「ヤマト」の秀逸だったのが「必ず地球に帰ること」だった筈。
映画『さらば』で大多数の観客に撒いた「(誤まった)特攻の美」は払拭してほしかったなぁ。
(「斉藤」が出た時点で悪い予感はしたんだけどな)
それにしても『集合意識体』ってのは『流行り』かね?
『マクロスF』然り、劇場版『ガンダムOO』然り。
「森雪」のアップで始まり、「森雪」のアップで終わる『(猛々しい)メイサ映画』でした。
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