【9月05日の『本当にあった超ビビった話』日記】
基本的にはこの「日記」は早朝5時頃起床し、PCに向かって入力する。
「ネタ」がある時は前日にメモをしたり「添付画像」等を集めていたりもする。
ただし月曜の朝にUPする「日曜日日記」だけは出張で早朝出発する必要がある為、日曜の夜に書きあげておき月曜の朝にUPする。
「山陽地方出張」を控えた今朝は、昨夜書き上げておいた「フィギュア(人形)」の日記をUPさせようと午前四時過ぎに起床した。
昨日よりPCデスク廻りは箱やそこから出した人形本体でエラい惨状である。 手元に新しく来た「フィギュア」達を「日記」添付用に撮影などする為であった。
私達がこういうものを評価する際よく使う言葉に「出来が良い」というものがある。「自分の嗜好に合う」、早い話「可愛い」という意味でもある。
それを誰かにじっと見られていることも知らずに…
さて「日記」UPの準備が出来た。
あとは『作成する』のボタンを押すだけだ。
マウスの右クリックをポチッとな♪
その瞬間…
ガッシャァァーーーンッ!!
飛び上がるほど驚いた。
早朝でTVもやっていない静寂の時間帯である。 急いで「衝撃音」の発生源を探がした。
PCデスクの隣のブラウン管ワイドTVの上にも御多分に漏れず気に入ったフィギュア達を並べている。
その中の比較的大きな「一体」がTVの上より転げ落ちたようである。
床を見ると巻き添えを喰らった小さなフィギュアの中心に「彼女」が横たわっていた。
『英國戀物語●マ』の主人公『●マ』さんそのヒトであった。
『●マ』は、日本の漫画家「森薫」によるエンターブレイン社の『コミックビーム』にて2002年1月号から2006年5月号まで連載された作品。『英國戀物語●マ』というタイトルでTVアニメ化もされた。
このフィギュアは「マックスファクトリー」というメーカーが2007年に発売した全高:約245mm、1/7スケールのPVC塗装済み完成品フィギュア。
私の「お気に入り」の中で五本の指に入り、大層可愛がっていた傑作フィギュアである。
手に取るとフィギュアを展示する際15㎝ほどの大きさの「真紅の絨毯」を模した楕円形の「台座」に片脚を固定する「ピン」が二本ともポッキリ折れている。 そのほかに「彼女」を固定保持していた透明のアクリル棒が存在していた筈なのだが、何処を探しても見つからない。
不思議なことに「彼女」が掛けている「エッチング製メガネ」は無事であった。
しかし「別の(女性)フィギュア」をたくさん扱っている日記をUPする瞬間に起きた出来事なので、背筋がゾッとした。
古来『陰陽師』が使役する「式神」の例を持ち出すまでもなく、「人の形」を模したものには「人の心」が宿りやすいという。
とある少女漫画家が描いていたが、ある日彼女が女友達の「人形造形師」の家に泊まり込みで遊びに行った時のことである。
仕事柄、数々の人形に囲まれた部屋で就寝した際、ふと真夜中に目が覚めると一体の人形が一心不乱に踊っている。
その時は夢か寝ぼけているのかと思ったが、翌朝その出来事を「人形師」の友達に話すと
「ああ、あの娘はよく踊るのよ~♪」というあっけからんとした答えが返って来たそうな。
「鶴亀鶴亀…」と唱えながら『●マ』さんをソッと立て掛けておきながら「出張」に出発しました。
今週末の金曜日に帰宅して、彼女」が居なかったり、別の場所に佇んでいたりしたら怖いなぁ…
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