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【8月09日の「伊達に『極楽秘宝団団長』を名乗っちゃいませんゼ」日記】
 昨日借りてきたDVDのうち2種類であるが

 ・『性愛の里 北海道秘宝館: その耽美な世界 』
 ・『韓国済州島 秘宝館 / 三館』 

  というドキュメントである。

 実は私は現在の「100円ハンター」もしくは「Perfumeハンター」を名乗る前には
 『秘宝館ハンター』との異名を持っていたことを告白しておこう。

 「秘宝館」とは「夫婦和合」などをテーマにしたさまざまな性文化を紹介するオトナアミューズメントパークである。
 1970年中頃、ボーリングブーム後の広い敷地の再利用するために考案されたのが始まりで、最盛期には全国に30館ほどあった。
 そこにある数々の展示物はキッチュではあるが、独創性があり、芸術性が高いものも多い。
 思い起こせば三十数年前、三重県鳥羽市『鳥羽SF未来館』に初めて足を踏み入れた瞬間、そのキッチュで素晴らしい世界に魅了され、その後本家の伊勢『元祖国際秘宝館』、九州ソロツーリングで寄った『嬉野武雄観光秘宝館』同じく大分『別府秘宝館』、それと☆たちと行った加賀『北陸秘宝館』などを次々と制覇するに至る。
 ちなみに九州の二館を除いて、現在は全て廃館となっているのは寂しい限りだ。
 しかしまだ現在も「秘宝館テイスト」の匂う場所には、万難を排してでも駆けつける所存ではいる。
 また最近(?)では土佐日和佐『美人画満館』というユートピアを探し出している。 
 山陰出張を仰せつかってからも島根県出雲の「神話秘宝館」の廃館した痛ましい姿を見る度に心を痛めたものだ(現在では取り壊されて影形も無い)。

 さて本日大いに興味を持って鑑賞した2枚のDVDであるが、どちらも素晴らしい(痒い所に手が届く)内容で満足した。
 消え行く運命の『北海道秘宝館』の日本独特の「秘宝館文化」というか何処か薄暗い後ろめたく、しかもなんともいえない「負のパワー」の魅力に溢れている。
 それに引き換え、現在「国際観光都市」として栄えゆく『韓国済州島秘宝館』のなんと大らかで解放的なミュージアムなことか(屋外展示のユーモア溢れるエロ・オブジェが多いという一因もあるが)。
 これらから両国の性に関する民族性の違いを考察するのも面白いだろう(別にしなくてもいいけど)


 ↑は三重県ローカルで流れていたCM。
 ↑は関西でも流れていて、深夜に親の目を盗んで「11PM」を盗み見ていた青少年(エロガキ)には御馴染みだったモノ。
 この中でも宣伝されている「石和秘宝館」に関しても一夜限定で館内を再現させるという魅力的なDVDも発売されているので、次回取り上げてみたく思う。


 もう一枚のDVDは『片腕マシンガンガール
 いま大笑いしながら観てます。

              写真

 
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