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【9月03日の「ハードボイルドだド♪」日記】
 福井市から小松市方面に出向く必要から、日本海沿いに305号線を疾る。
 三国の街を縦断。
 ここには後輩の須田葦也という男が働く町だ。
 好奇心とイヤガラセ半々で彼の就職先を訪れる。
 「ゴラァッ! 須田って餓鬼が働いてるのはココかぁ!? 泣ぐ子はいねがぁっ!」
 彼の上司と思える人が出てきた。
 「須田くんなぁ…。 このあいだ『お客さんのトコへ行く途中、道に迷った…』って連絡が入ってから行方不明ぢゃ。
  もう何年、ここを担当しとんねんっちゅうハナシや(溜息)。 多分『東尋坊』から海におっこちたんちゃうかぁ。ウヒヒヒヒ…
   ところで、アンタあの子のなんなのサ?」
 この男の顎に一発パンチをくれてやる。
 たとえ出来の悪い後輩といえども、私以外の人間が彼を辱めるのは許さないのだ。

 バーバリーのトレンチコートの襟を立て、愛車の「プリウス2800GT-B」に乗り込んだ。
 キーを廻すと3200㏄までボアアップしたエンズィンが目覚め、凄まじい咆哮を辺りに撒き散らす。 大喰らいのコイツの心臓は1リッターで4㎞疾れば上出来だ。 くたばれエコロジー。
 ギアを叩き込み、乱暴にクラッチを繋ぐとジャジャ馬は尻をセクシーに左右に振り捲くり『東尋坊』への7号線に向かう。

 『東尋坊』へ向かう暗い日本海に面したワインディングロードで、ふと気が付いた。
 先ほどからこの車に並走する海面の小型の快速艇がいる。 こちら側に見える右舷には緑色の認識灯がある筈なのに、漆黒の海面と同じ黒い船体が睨みを効かしている。
 「怪しい…」と思う間もなく、その舟から銃撃が始まった。
 腹に響く重低ウーハーの射撃音からキャリバー50級のヘヴィマシンガンだとお里が知れる。 20発に一つ混ざる「曳光弾」が日本海上に鮮やかなオレンヂの放物線を描く。
 ビシビシビシッ!
 着弾が愛車「プリウス」の天井を舐め、崖面に見事なミシン跡を刻んだ。
 考える間もなく、本能的な反射神経でダッシュボードを開け、密かに隠し持っていたM16を極限まで短くコンパクト化したカービン銃を左手に握り締めていた。
 右手は連続するワインディングロードの為に置いておいて、歯でコッキングノブを噛み締め銃本体を左手でスライドさせ初弾をチャンバーに叩き込む。
 今回の「須田葦也失踪」には、なにか複雑な裏があるらしい。
 このような状況でも、本人が意識せずとも唇の端が捲くり上り狼のような微笑みが顔面に貼り付く。
 歓喜の昂りと共に、左のサイドウィンドウ越しにトリッガーを引き絞った。


 (続く…かも知れないかも)
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【9月01日の「昨日の日記がオレの『ヤマト』に再び火をつけたゼ!」日記】
 先日、例の『2●世紀少年』を観に行った時、既に年末公開の『宇宙戦艦ヤマト復活編』のチラシが映画館に据えてあった。
 そこで今回、私が極秘に入手した『宇宙戦艦ヤマト復活編』のストーリーを貴方にだけ特別にお教えすることにしよう。
  
 時は西暦2220年。直径32万kmの移動性ブラックホールが地球に迫り、2万7000光年離れた惑星へ目指して3億人の移民作戦が展開されるが、そのさなかに移送船団が謎の敵から攻撃を受ける。かつてのアクエリアスの水柱が凍結した氷塊の中に眠っていたヤマトは修復・強化改装を受けて甦り、「古代進」を艦長に迎え護衛艦隊旗艦として発進したのだ。
 やがて謎の敵の正体が明かされる時が来た。
  
 「我こそは万黒星団皇国ヴァギナー大冥皇王である」
 「ヴァギナーおぅめぃこぅぉぅ万歳~! まんこくせぃ団皇国万歳~!」」
 「我輩は副官のチン公爵だ」
 「ハイル、チン公! はいるチンこぅ~!」
  
 激しい戦いの火蓋が切られた。
 途中、上映中に「ビスタサイズ」と「シネスコサイズ」が切り替わって画面が広くなる『ワープディメンジョン』が行われるが、観客の誰もが気が付かない!
 少しバースの狂ったかのような「金田伊功(合掌)」の動画が炸裂する! 炸裂するミサイル! 吹っ飛ぶ第三艦橋!
 お定まりの「超弩級宇宙戦艦」の出現もあり、苦戦するヤマト! 次々倒れる乗組員!
 そこで、もう人間の部分は「舌」くらいしか残っていないのではないか「メカ真田さん」の決め台詞だ!
 「こんなこともあろうかと密かに開発しておいた秘密兵器が役に立ったよ……」
 最初から出せよヴォケッ!
  
 「我々がしなけばいけなかったのは闘うことじゃなく、愛し合うことだったんだ……!」
 散々「敵宇宙人」を一方的にジェノサイドしておいた人間の口走る言葉とは思えない名台詞の次は、以前の作品の映画公開時の途中から「児童への影響」を心配され、エンディングのカットされた二人の「交尾シーン」が入るのは必定。
  
 裸で見詰め合う「古代(富山敬)」と「雪(麻上洋子)」。
 「ゆ、雪ゆき。ゆきゆきて神軍~!」
 「あー、古代くん、古代くぅ~ん!」
 「電影クロスゲージ明度20! フライホィール接続!」
 「!!(接続完了♪)」
 「は、は、はどぉーほぉー発射ぁ!」
 「ちょ、ちょっとぉ~…。 対ショック対閃光対妊娠防御するヒマもないのー? 早い。早すぎるぅ~~。 それにもう抜いちゃったの~?」
 「ちゃ、ちゃうねんちゃうねん。これには理由(ワケ)があんねん」
 雪に背中を向けて、ティッシュで己の分身を一心不乱に拭く古代が言った。
 「どんな理由なの?」
 「宇宙戦艦ヤマトだけに
   『さらば子宮よ♪』なんちて……♪」
   
    でんでぇ~ん♪
【8月31日の「品川庄司は元『○ー○。』の『○○○○』まで喰うとったんか?洒落にならんなぁ」日記】
 昨日の日記では「ともだち」「正体」が琴線に触れたのかHITしたのか、久々に3桁越えカウンター廻る廻るよ時代は廻る♪ 知らん人いらっしゃぁ~い状態。
 でもみんなスマヌスマヌ。 こんな阿呆阿呆日記で。
 「皆様にご迷惑をお掛けして…」 by.押尾学容疑者保釈時
  って、待てぃ! 一番迷惑してるのは「死んだお姉ちゃん」やろがぃ!
   ちょっとは学べや。

 ところで一晩たってふと思いついたのだけど、映画『2●世紀少年最終章』。
 最期の方でロボットを東京とは思えぬ広大な原っぱで倒してバンザイバンザイは良いけれど、「中性子爆弾」を停めなくても良かったのかな?

 「爆弾」といえば、何作目かは忘れちゃったけど『宇宙戦艦ヤマト○○編』に敵宇宙人が地球に仕掛けたその名も『陰核子爆弾』というものがあった。
 これは起動すると地球上の全女性の「陰核」が「不感症」となり「性行為」自体が減り、やがて人類を絶滅させる(少子化で)という怖ろしい兵器だったのだ。
  ありがとう、ヤマト。
   ボクたちの陰核を守ってくれて……。
    アリベデルチ、ヤマト。

  
  
            

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【8月09日の「伊達に『極楽秘宝団団長』を名乗っちゃいませんゼ」日記】
 昨日借りてきたDVDのうち2種類であるが

 ・『性愛の里 北海道秘宝館: その耽美な世界 』
 ・『韓国済州島 秘宝館 / 三館』 

  というドキュメントである。

 実は私は現在の「100円ハンター」もしくは「Perfumeハンター」を名乗る前には
 『秘宝館ハンター』との異名を持っていたことを告白しておこう。

 「秘宝館」とは「夫婦和合」などをテーマにしたさまざまな性文化を紹介するオトナアミューズメントパークである。
 1970年中頃、ボーリングブーム後の広い敷地の再利用するために考案されたのが始まりで、最盛期には全国に30館ほどあった。
 そこにある数々の展示物はキッチュではあるが、独創性があり、芸術性が高いものも多い。
 思い起こせば三十数年前、三重県鳥羽市『鳥羽SF未来館』に初めて足を踏み入れた瞬間、そのキッチュで素晴らしい世界に魅了され、その後本家の伊勢『元祖国際秘宝館』、九州ソロツーリングで寄った『嬉野武雄観光秘宝館』同じく大分『別府秘宝館』、それと☆たちと行った加賀『北陸秘宝館』などを次々と制覇するに至る。
 ちなみに九州の二館を除いて、現在は全て廃館となっているのは寂しい限りだ。
 しかしまだ現在も「秘宝館テイスト」の匂う場所には、万難を排してでも駆けつける所存ではいる。
 また最近(?)では土佐日和佐『美人画満館』というユートピアを探し出している。 
 山陰出張を仰せつかってからも島根県出雲の「神話秘宝館」の廃館した痛ましい姿を見る度に心を痛めたものだ(現在では取り壊されて影形も無い)。

 さて本日大いに興味を持って鑑賞した2枚のDVDであるが、どちらも素晴らしい(痒い所に手が届く)内容で満足した。
 消え行く運命の『北海道秘宝館』の日本独特の「秘宝館文化」というか何処か薄暗い後ろめたく、しかもなんともいえない「負のパワー」の魅力に溢れている。
 それに引き換え、現在「国際観光都市」として栄えゆく『韓国済州島秘宝館』のなんと大らかで解放的なミュージアムなことか(屋外展示のユーモア溢れるエロ・オブジェが多いという一因もあるが)。
 これらから両国の性に関する民族性の違いを考察するのも面白いだろう(別にしなくてもいいけど)


 ↑は三重県ローカルで流れていたCM。
 ↑は関西でも流れていて、深夜に親の目を盗んで「11PM」を盗み見ていた青少年(エロガキ)には御馴染みだったモノ。
 この中でも宣伝されている「石和秘宝館」に関しても一夜限定で館内を再現させるという魅力的なDVDも発売されているので、次回取り上げてみたく思う。


 もう一枚のDVDは『片腕マシンガンガール
 いま大笑いしながら観てます。

              写真

 

【8月02日の「すべての『ババをつかまされた世代』に贈ります」日記】
 朝 目覚めるとジャジャ降りの土砂雨。 雷音も雑じる非道さ。
 今日は大学の漫研の若い後輩に教えられた「京都国際マンガミュージアム」で開催中の『コミックマーケットの源流-1960~70年代マンガ同人誌の世界-展』の特別イベントとして企画された「伝説のマンガ月刊誌『COM』を語る-休刊38年目の座談会」と題された講演会に、天気が良かったら参加しようと思っていた。
 http://www.kyotomm.jp/HP/2009/06/doujin.php
 この天候はお昼前には持ち直したものの、何故か気分が乗らず断念残念だんねん。

 この「京都国際マンガミュージアム」には一回も足を運んだこともないし、「特別展」自体にも非常に興味はある。
 また「『COM』を語る座談会」の参加者の豪華さには眼を瞠るが、何が何故いま現在、 私の足を重く引っ張っているのだろう。


 ご存知だろうが『COM(コム)』は、1967年から1973年まで漫画会の巨匠『手塚治虫』率いる「虫プロ商事」より発刊された漫画雑誌。 数多くのプロの漫画家を輩出したことでも有名。
 私たちの先輩の世代にはライバル誌の『ガロ』とともに影響を与えた。
 ただし私個人の感想としては『火の鳥(黎明編・未来編・ヤマト編・宇宙編・鳳凰編・復活編・羽衣編・望郷編・乱世編)』掲載誌としての思い出しかない。
 生まれた世代的に、完全に乗り遅れた」世代なのである。
 私にとって『COM』『ガロ(特に代表される「カムイ伝」)』は、『学生運動』とともに「乗り遅れた」感(後ろめたい罪悪感とトラウマ)が非常に重いのであった(後にとある評論家が「次のババを掴まされた世代」と評した時は小膝を叩いた)。

 さて、最近特にこの「感情」を喚起されたのは劇場映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観て以来である。
 詳しく言うと、この映画で使用されている作中の楽曲を耳にしてからかもしれない。
 観ていない人にはネタバレとなって恐縮だが、この「アニメ映画」の中で以下の楽曲等が使われている。
 ・『今日の日はさようなら』
 ・『翼をください』

 ともに1960年代末から70年代に発表された「日本フォークソング」の名曲である。
 この時代は前述した『COM』『ガロ』『学生運動』の時代と一致する。
 原作と脚本、総監督を担当した『庵野秀明』氏は1960年生まれ。 当然「乗り遅れた世代」。 むしろ私より一歳若いだけに、当時の「空気」は微かに覚えているのだけど「実感」としては今ひとつ「憧憬」に近い「思い」があるのではないかと一方的に推察した。

 これらの「フォークソング」は、当時の学生達には切っても切れない存在だった(「学生運動」に賛同するしないに関わり無く)。
 彼らはいつの日の朝も、これらの曲を口ずさみながら、歯を磨いてデモに出掛けていった(のだろう)。
 (余談だが1971年に『赤い鳥』によって学生運動終焉時頃の1971年に発表された『翼をください』は、カップリングA面が被差別部落絡みの楽曲であった為にいわゆる「放送禁止歌」(封印作品)となった『竹田の子守唄』であったことも興味深い)
 ちなみに同じく『太陽を盗んだ男』から使用された楽曲『YAMASHITA』は「菅原文太」演ずる副主人公「山下警部」のテーマだ(彼は本作中で犯人の主人公に共鳴しつつも、負け続ける男)。

 これらに監督から放たれたメッセージを読み取るのは決して不可能な作業ではないと思われるのだが、それなりに検証等が必要なのでまた次の機会に譲りたいと思う。


 ま、早いハナシ。
 一方的に勝手に『COM世代』の人間の口から『終結宣言』を聞きたくなかっただけかもしんないけど……。
 



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