発表

　　　　　　　　　　　　　　　

【12月15日の「ｻｸﾗﾁﾙ」日記】
　本日より『四国地方担当引継ツアー』の開始。
　旧担当Ｔ君と朝六時に本社で待ち合わせて営業車で出発。
　阪神高速から明石大橋～鳴門大橋を渡って久しぶりの「四国上陸」。
　「再び帰ってきたゼぃ」
　午前中は徳島市と小松島市の得意先を巡る。
　中には四年前に担当していた私のことを覚えていてくれたお客さんも居て感激する。

　お昼前に娘からの「受験発表」の連絡が入る。
　結果は「……」。
　まぁ何となく受験前の彼女の浮ついた行動を見るにつけ、そんな悪い予感はしていたんだ。
　「一言で『努力不足』だったね」と声を掛ける。

　落ち込んでばかりも居られない。
　「高松自動車道」で高松市内に降り立ち、引継作業を続行。
　夕刻「坂出市」のホテルにチェックイン。
　風呂に入り夕飯を喰って自分の部屋に戻った後、娘に電話を。

　日頃は生意気で自信過剰な彼女も、流石に落ち込んでいる様子。
　次回「一般入試」にてリベンジを図るという。
　彼女にとって初めての大きな「挫折」に、電話からの声が時折「涙声」になるのにつられそうになるが、無理に明るい声を出して頑張るように伝える。


　まぁ、人生色々あるさ。
　
 

告口

【12月14日の「『非実在青少年健全育成法』が可決されるのならば『非実在淫乱熟女法』や『非実在肥満営業男子法』などは一体どーなってしまうのだろう？」日記】
　昨夜は腹満腹の上、酔っ払って泥のように寝込んでしまった二人。
　今朝は朝早くから温泉で「朝風呂」。
　その前に私はコンクリートの床上で滑って大ゴケしちゃった。
　痛ててててｔ…

　美味しい朝御飯をこれまたお腹一杯に頂戴したあと、さっそく今日のお仕事に出発する。
　すると玄関まで「仲居さん」のお見送りが。
　「MARUちゃん、今日はいつもと違って早く出発するのねぇ」

　凍りつく私と「トリトソ氏」。
　そういえば昨日、午後七時過ぎに到着した私に向かって、
　「いつも早いのに、今日は珍しく遅い御到着だねぇ」って抜かしたがったぞ。あの糞バ●ァ！
　余計な事ばかり言いやがって！
　　あと40歳若けりゃ●したおしてﾋｨﾋｨ云わしたるトコロやゾ！
　ふと見ると「トリトソ氏」が『上層部へ言いつけマスデスＮＯＴＥ』という黒い手帳を取り出し、何やらｺｿｺｿとメモしてやがんの！！
　この「ノート」に悪口や悪事などを密告されると三日以内に社長や上司から呼び出されて叱責されたり、昇給や出世が滞ってしまうという恐ろしいノートなのだ！

　ってなネタ(本当は実話だけど)を笑って喋りながらの「中国地方同行歳末御挨拶ツアー二日目」。
　島根県益田市から９号線を東へ東へ。　鳥取県鳥取市までのドタバタ珍道中。
　二日間で１２００km近くを軽く走り抜いて、奈良への帰路に着くころには二人ともヘロヘロな疲労困憊状態。

　でも明日から私には、別の若い衆と組んで「二泊三日四国地方残酷引継ツアー」が待っているのだ。
 

同挨

【12月13日の「今日も全走行距離は５００㎞Ｏｖｅｒ！」日記】
　自宅近くまで「トリトソ」氏に迎えに来てもらう。
　本日より二人連れで「中国地方歳末挨拶回りツアー」。
　阪神高速から山陽道で岡山方面に向かう途中、雨が落ちてきた。

　岡山ICで下り、岡山市内を巡回。
　倉敷市に向かう道中で昼飯にお薦めの和歌山ラーメンチェーン店『ばり馬』に御招待する。
　備中まで来て「和歌山ラーメン」もどうかと思うが、広島に本部のあるこの店は「関西」にはまだあまり進出していないのだ。
　二人で「ばり濃くラーメン」を食す。
　味の方も彼に気に入ってもらったようで、胸を撫で下ろす。

　倉敷から広島へ。
　東広島市で得意先に挨拶とお歳暮を渡すと、再び高速に飛び乗って中国道から浜田道へ。
　車内の会話は会話は何故か「仁義なき戦い風廣島弁」に変わり「じゃけんじゃけん！」「吐いた唾、呑みなさんなや」ってコレばっかり。
　今宵の宿泊地「島根県益田市大谷温泉『かじか荘』」に到着したのは午後七時を過ぎていた。

　温泉に浸かり旅の汗と埃を洗い流した後、お楽しみの夕食に。
　名物「ボタン鍋」。
　綺麗に盛られた「猪」のお肉に、二人で歓声を上げる。
　味の方も文句なし。
　さしつさされつでお酒も進み真面目な話と馬鹿話を交えつつ、「同行出張」の夜は更けてゆくのだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　

貢物

【12月02日の「もちろん私も『差し入れ』を持っていきましたが、ナニか？」日記】
　昨夜の『劇場』での出来事。
　お気に入りの舞姫さんたちに少しでも気に入られようと、「追っかけ」と呼ばれるファン達は様々な「差し入れ」を舞台に立つ彼女達に捧げる。
　この点は「ストリップ界」も「ＡＫＢ48」もまったく同じである。
　我が愛しの舞姫さんの手元にも、昨夜たくさんの「貢物」が届いていていた。
　その中には得体の知れぬ白いビニール袋に入ったものもある。

　そのうち隣に座る地元民後輩「☆(仮名小ﾃﾞﾌﾞ)氏」が私に囁いた。
　「なんだか『ジャンクフーズ』の臭ひがしますね」
　微かに頷いた私だが、後でその「舞姫嬢」のブログを読んで驚いた。
　その時の「差し入れ」の一つが地元「なんなん亭」のテイクアウト『ソースカツ丼』であったことが判明！

　駄目ぢゃよ＞☆クン
　地元「福井県」の誇る●級グルメを『ジャンクフーズ呼ばわり』しちゃぁ…www


　福井県あわら市から福井市、敦賀市を経て更に西へ。
　「三方五湖」を横目に見つつ若狭町から162号線に入り、暮れゆく夕日に向かって海岸線を走る。
　今宵のお宿は『松月観の宿いたや』という初めて利用する旅館。
　インターネット楽天「旅の窓口」にて何も考えず「一泊朝食付き」で予約したのだが、着いてみると見事な「小さな港町」。　コンビニすら見当たらない。
　チェックインして宿の大将に恐る恐る訊いてみた。
　「このあたりで晩飯が喰える居酒屋みたいな処あります？」
　「車で十分くらい走ればありますが」
　冗談やおまへん。　それやったら「酒」飲まれへんやん。
　そこで急遽「晩飯」も用意してもらうことに。
　「ビジネスパック」で二食付８４００円。
　でも部屋は広いし、お風呂も新しく綺麗でだし、晩御飯も豪勢だったから仕方ないか。
 

初日

【12月01日の「あの『デスラー総統』役を歌舞伎俳優の市川海老蔵(32）が演じていて驚きました」日記】
　とある「ドス黒い野望」を胸に石川県金沢市から各得意先を転々と訪問しつつ福井県入り。
　夕刻「あわら市」へ至る。

　その夜、仕事終わりの地元民の後輩『☆』氏(仮名)が宿まで迎えに来てくれた。
　今夜は二人で本日「初日」を迎える映画『宇宙戦艦ヤマト実写版』を観に行くのだ。
　まずは腹ごしらえ。　☆に地元の高級回転寿司屋に連れて行ってもらう。　美味しいお寿司をアテに、運転手の彼を差し置いて「熱燗」と「生ビール」も頂く。

　ちょっと御機嫌になって「劇場」へ。
　「芦原温泉駅」近くの小さな風情のある「劇場」。
　看板に『芦原ミュージック劇場』とある。

　入館してしばらくすると、舞台に女の人が現れて踊りだした。
　驚いたことにその女の人は、踊りながらだんだんと服を脱いでいくではないか？
　「ねぇ☆クン。コレは一体どーしたものかね？」
　「え？　だってMARUさん、『例の三文字』が見たいって言うから」
　「…☆クン。ボクが見たいって言ったのは『ヤマト』だよ」
　「なんだ、そーでしたか。私はてっきり『アソコ』かと。ああ勘違い勘違い」
　「☆クンの早とちりには困ったもんだなぁ。ワッハッハ」
　「これは愉快愉快ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞ愉快♪ハッハッハ」

　こうして「あわら」の夜は更けていったのであります(少しだけフィクション)。




　『あわらミュージック　12月㊤初日』レポートはまた後程♪