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【2月19日の「信じるか否かは貴方の勝手である」日記】
 南国土佐高知に出張中、本社から緊急連絡電話が入る。
 トラブル発生!
 私の直接的な責任ではないが、営業担当者として某所の先方まで頭を下げに行かねばならない事態に。
 当然「手ぶら」で先方に参る訳に成らず、←この時点で「手ブラ」として上半身裸で、両乳頭を両手で隠している「ならず者」を想定してクスクス笑ってしまふ・
 
 元へ。 当然「手ぶら」で先方に参る訳に成らず「手土産」を用意して謝意を伝える事となる。
 高知市内ド真ん中の超有名百貨店に買出しに出掛ける。 こういうモノは「包装紙」がモノを言う事は「超一流百貨店」に勤務経験のある私が言うのだから、間違いのありようが無いのである。
 その有名百貨店地下の食料品売り場で調達を済ませる。 もちろん「領収証」を貰うのも忘れない。
 
 ところでこういう場所でよく困るのは、以前に勤務していた「某一流百貨店」勤めの残り香があるのか、しょっちゅう「百貨店マン」と間違われて、一般客に声を掛けられることである。
 営業ユニフォームの仕立ての良い背広などを着用している場合など、よく「売場」等を尋ねられるケースが発生して困ってしまう。
 それも どうも「店長クラス」として扱われている節がある。
 そんな場合、手短に立っている女子従業員に声を掛ける。
 「おい。そこの頭と下半身がユルそうな女! このお客様を案内して差し上げろ!!」
 いきなり強い口調で怒鳴りつけられた女子従業員もしくは派遣社員も、「あれ?ウチの店長って、こんなに苦み走ったイイ漢(ヲトコ)だったっけ?」と小首を傾げながら顧客を望むままに案内していく。
 
 これは正に、私が「一流百貨店」叩き上げの「空気」もしくは「雰囲気」を未だに醸し挙げているか、もしくは生まれつきの「高貴な気品」の所為であろうことは疑う余地はないだろう。
 例えば、以前「仕事」の「作業」合間で薄汚れたランニングに首タオルを巻いて、ニッカポッカに地下足袋履いて肩にはスコップ、頭には黄色い「安全ヘルメット」を被って某百貨店に入店したところ、やはり「店長さんざぁますか? 『エルメス』売場は何処ざんしょ?」と上品な貴婦人に訊かれたことすらあるのである(本当…ウソダケド)。 
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