「修旅」

【5月11日の「まぁ、こー見えても『ひとの親』なのだな」日記】
　息子は今日から「修学旅行」で『沖縄』へ。
　「いいなぁ。」とか思いつつ、私は「山陰ツアー」へ一足お先に出発。

　ところが車内のラジオで1955年(昭和30年）の今日、５月１１日 国鉄連絡船「紫雲丸」による瀬戸内海での『紫雲丸事故』を聞き、イヤな気持ちとなる。　これは「修学旅行」の小学生など死者168名を発生させたフェリーと貨物船の衝突事故。　児童は修学旅行の途中で、家族への土産等を持っていたため、その荷物などを探すなどして逃げ遅れたことが、被害を大きくしたと言われている。また、某大手新聞社の報道カメラマンが助けを求める乗客を撮影した写真が新聞や週刊誌に掲載されたことに批判が集中して、「人命救助と報道」について論争が起きる一幕もあった。　
　本州と四国を結ぶ「瀬戸大橋」の着工への一つの要因ともなったとされる海難事故だったそうだ。

　中国道「東条IC」より主に中国山地沿いに西へ。
　夕刻、ヘロヘロになりつつも島根県益田市の定宿『大谷温泉かじか荘』に辿り着く。
　風呂上りの晩飯は、今夜もまた豪華なもの。
　事前に「今期最後の『タケノコ』が喰いたい」とリクエストしておいたので「焼き筍と鯛」を中心に「猪肉味噌焼鍋」「鯛飯」等々。
　おナカいっぱいとなって幸せ。

　なにも「連絡」がないところから、息子も無事に「沖縄」に着いたのだろう。