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 劇作家の「つかこうへい」氏がお亡くなりになられました。
 今年に入って入院をされ、演出もベッドから電話でされておられると報道でお聴きして、不謹慎ながらこの日が近いのも覚悟していた(ご本人もそうであっただろう)。
 
 高校では「文芸部」に属していた。
 「文芸部」と名乗っていたとはいえ、「演劇」「落語」「文筆活動」なんでも御座れのクラブ活動だった。
 主に「落語」を中心に活動していたのだが、年に一回の「文化祭」では「演劇公演」を、定期出版の「会誌」発行時には「文筆」をこなしていた。
 あれは私が最上級生の「三年生」の時、若い学校を出たばかりの顧問が着任したこともあり、「文化祭」の出し物を「つかこうへい」氏の『熱海殺人事件』を舞台に掛けることに決定した。 生意気で分別も無く、目立ちたい一心の馬鹿高校生の考えそうなことである。
 学校側からは何も云われなかったが、台詞のただ一箇所『女工』という名詞が「差別的である」という理由でNGになった。 顧問の顔を立てる意味で「わかりました」と引き下がったが、後に部員だけのミーティングで「本番」では『女工』のままで演るゾと画策をした。

 その「本番」は学校が「ジャンボ(男子)校」だった影響で、なんと『大阪厚生年金会館大ホール』で午前午後の「二回公演」だった。 流石に開始前は足が震えたが、なんとか演り遂げるコトは出来た
 何せこちとらは舞台の上なので自身の舞台の出来はよく判らなかったが、受けはそこそこ良かったと思う。
 ちなみに主演の「咥え煙草の伝兵衛」を不束ながら演らせていただいたのであります。

 その時の若き顧問の英語教師はその後、虫歯の菌が脊髄に廻り突然「下半身不随」の病に倒れられ学校を去られる。
 新婚直後の悲劇であった。
 大学に進学し「SF研」ぢゃ「漫研」ぢゃと浮かれていた私は、不義理にもお見舞いに一度きりお伺いしただけであった。
 それが何時までも気にかかり三十歳近くの頃、一度だけ母校を訪れその先生のその後を尋ねてみたのだが、「プライバシー保護」の建前で門前払いを喰らわされる。
 その気になって真剣に先生を探して訪ねることも可能だと思うが、やはり日頃の雑事にかまけて為されていないのが実情である。


 「つかこうへい」氏のご冥福を心からお祈りします。

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