捨離

【10月31日の「『シャリ･シャリズム』というのは「米米クラブ」のファーストアルバム名」日記】
　　　　　　　
　現在『断捨離』というブームが世間を席巻していると聞く牛乳石鹸。

　『断捨離(だんしゃり)』は、部屋の整理整頓と共に生活に調和をもたらそうとする、クラターコンサルタント「やましたひでこ」氏の提唱する生活術。「断捨利」と記述される事もあるが、こちらは誤字、あるいは権利関係を回避するものである。
　ヨガの「断行（だんぎょう）」、「捨行（しゃぎょう）」、「離行（りぎょう）」という考え方を応用して、人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考え。単なる片づけとは一線を引くという。

　　　断＝入ってくる要らない物を断つ
　　　捨＝家にずっとある要らない物を捨てる
　　　離＝物への執着から離れる

　我がﾏｲﾐｸの中でも善男善女問わず数人の方々が実践しているとのこと。
　誠に結構なお考えなのだけれども、私の場合「欲しい！」と思った瞬間購入しており、そのうえ入手した途端「興味」が薄れ次のモノが欲しくなるという、いわば「断捨離」すらをも超えた存在にちょっては「何をいまさら」っちゅう感じか？
　　（「ゴミ屋敷」みたいな部屋暮らしてますがナニか？）

　そもそも、この『断捨離』というﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄにおいては肝心な「精神面」に対する考察が足らないと感じる次第である。
　たとえば『煩悩』。
　人間の『煩悩』の数は大晦日にならされる鐘の数、もしくは野球ボールの縫い目の数と云われる「百八つ」というのは御存知だろうが、現在そのなかでも『性(SAGA)』に関する人間の野望はマニア化に伴い「万」を越す状況ではないか。

　そこでこの『煩悩』『性(SAGA)』を捨て去る為の行動を名付けた。
　『万捨離(まんしゃり)』
　もちろん「万(よろず)の煩悩からの解脱を目指して」という意味である。
　「煩悩」が多い、もしくは「性欲を持て余して犯罪に走りそうだ」という方々は、この『万捨離』という言葉を「単語カード」か何かに書き写して財布に入れておけば宜しい。

　また「女性向け」として同じ意味の言葉を提案したい。
　『珍捨離(ちんしゃり)』
　知人の美人素敵人妻さんの中にも「セ○クスレス」に深刻に悩まれておられる女性が居られるかもしれぬが、そんな色気の無い言葉より今日から『珍捨離』という思想武装を実践することをお薦めしたい。
　「おーほっほっほ♪　我が家ではいまナウな『珍捨離夫婦』実践中だことでざますわよ！名付けて『チンシャリズム』ですのん♪」
　これを聞いた人々は「やるやるとは聞いていたが、ここまでやるとわ…」と感心することしきりである。
　　（実は「やってない」んですけどねぇ…）