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From .05.MAY.2009
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【1月11日の「ぼくちん もぅ おうちかえゆ」日記】
 昨日の検査終了時に多少ビビりながら、いつごろ退院できるのかを関西弁だけどガラッパチな担当医に訊いてみた。
 すると「もう帰ってもエエんちゃう。あとは「日にち薬」やさかい、ここに入院してても自宅療養でも一緒やからな」
 その時はそれが冗談か本気か計りかねて、娘と顔を見合わせて苦笑いするしかなかった。
 で、夜になって婦長さんにもう一度訊いてみた。
 「担当医さんも良いと言っておられたので、こちらは何時でも結構ですよ」
 「…んぢゃ明日でも?」
 「判りました。明日ですね。ではそれまでに退院の手続きをしておきます」
 ここに至って我が耳を疑った。
 え? マジで?
 ラッキー♪
(の指サック)

 すぐに先程帰宅した娘にメールを送る。
 「やっぱ帰っていいだとサ♪明日退院するので手伝ってくれ!」
 その晩は嬉しくて、なかなか寝付けなかったことを告白しておこう。
 
 翌朝、ガラッパチ担当医が来た。
 「そない簡単に退院できる思たら大きな間違いぢゃ!ヴォケィ!!」と云われたらどうしようかと思って、思わず身構えた。
 「この病院ぢゃ太陽は沈まねぇぇっ!」by本宮ひろ志「男一匹ガキ大将」より
 しかし
 幸いなことにそんな台詞も無く
 「どうせ転院すんねやろ。紹介状書いとくし、MRIやレントゲンの結果もCDに焼いとくわ」とのことだった。
 ガラッパチだけど、けっこうエエお医者さんやん。
 「三週間はなるべく家でジッとしときや。それとアンタ……痩せな死ぬで」
 はい。肝に銘じておきます。 お世話になりました。ありがとうございます。
 
 退院の手続きはほとんど娘がしてくれた。
 あとで聞くと入院治療代総額二十万円也!
 ショックで倒れて再入院するところだった。
 会社より帰宅途中の事故ということで「労災」が下りるだろうという説明に一命を取り留める。「労災申請」用の書類も頂く。
 それにしても「二泊二十万円」かぁ。
 一流ホテルのスィートルーム並だなぁ。 食事は超ショボかったけど…(←また現役医さんに怒られる発言だわ)
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【1月10日の「脊髄反射衛生法」日記】
 事故から一夜明けた朝、初めて自分の両脚でトイレに向かう。 
 BADsMARU大地に立つ!!(ピョヨヨ~ン:BGM)
手が麻痺しているので、ゾンビのように両手を前に漂わせノロノロと歩く。
入院なんて夢にも想定していなかったため、当然「浴衣」「寝間着」など持ち合わせていない。 服装は上下とも某ヒートテックの黒の長袖シャツとパッチ。 でも背に腹は代えられないので、その格好でトイレに向かう。
 血のオシッコが出た。

 朝食は当然「病(入)院食」。 空腹感はなかったが食欲はある。困ったことに。
 食パンとマーガリン、ヨーグルトと紙パック入り牛乳という質素なモノ。
 わぉ。 生食パンなんてサンドイッチ以外では数十年ぶりに口にしたよ。

 そのうち娘が顔を出してくれた。
 「うへへ、親父。 差し入れを持ってきたで♪」
 明るいのが取り柄の娘である。 差し入れは「柿の葉寿司」と「ドーナッツ」。 
 
 午前中は「MRI検査
 MRI~MRI~ 怪奇を暴けぇー♪ Lets GO !!というネタは、過去何回も繰り返し語っている。
 昔持っていた米TV映画『タイムトンネル』のプラモデル(フジミ商会製)のような機械の中に入る。
 狭い空間なのにビンビンゴゥンゴゥンうる星やつだ。 この試練に耐えれば「機械の身体」が貰えるかもしれない。
          
              
          
 検査後、担当主治医の前に座らされる。
 「娘さんがいらっしゃるのなら一緒に聞いてもらいましょう」
 え? ナニ? コワいんですけど…?
 おもむろに私の「断面図」がモニターに映し出された。
 背中側から脊髄の唐竹割。
 「ここをよく見てください」
 医者が深刻な表情で告げる。
 「ほら。脊髄が均一に分布されていないのが判ります!」
 えぇ~!? それってエラいことと違ゃいますのん??
 一瞬で顔から血の気が引いたのを感じた。
 「せ、先生! それってやっぱり事故の影響で…?」
 「いや。全然関係ないんやけどな」
 ズッこける私と娘。 それになんでいきなり「大阪弁」やねん?
 「事故の影響でないとすると…?」
 「太り過ぎや。太り過ぎがアカンねん!痩せたら治るんぢゃヴォケィ!」
 生活習慣病で怒られちったシクシク
 
 なお事故に拠る脊髄や骨の損傷は無し。 少し安堵した。
 両手の麻痺は数週間で改善するだろうとのこと。 但し首のギプスは最低3週間は付けっぱなしにしなければいけないらしい。
 「療養中にせいぜいダイエットに勤しむことが、長生きの秘訣やで!」と再び強く戒められる。
 あっ。 それで入院食があんなに貧●臭いのか。
 今頃になってハタと気が付いた。
【1月09日の「今でも左右の人差し指と中指だけでタイピングしていて大変」日記】
 身体、特に視線が不自由なのは首にギプスが巻かれているのが理由だと気が付くまでに少し時間がかかった。
 これは入院中に他の患者とか野良犬とか野良猫と喧嘩を差せない為とか、後ろ脚で痒い処を掻か注せない為に着用しているのではないらしい。
 軋む身体を頑張って少し傾けて全身をチェックしてみた。
 首ギプスの他に左右の両手に包帯と絆創膏。 左手の包帯には血が滲んでいる。 また顔面の顎部にも絆創膏。
 そぅっと四肢を動かしてみる。
 鈍い痛みは有るのだけど、両脚は何とか動く。
 問題は両腕。 左右とも痺れていて指を握るのも覚束ない。両掌がパンパンに腫れ上がっていて、まるで野球のグローブみたい。「EZ DO DANCE♪!!」(←それは「trf」)
 大きな骨折はなさそうである。
 
 先程までいた警察の交通係の方より聞いたのだが、どうやら単独自爆事故を起こしたらしい。
 奈良市中央の「三条通り」の中央分離帯縁石に衝突し、道路の真ん中にひっくり返っていたという。
 まさに「不幸中の幸い」。奇跡的にこの事故に巻き込んだ他の車両や歩行者は皆無だったそうだ。
 少し胸を撫で下ろした。
 警察の人が帰る前に恐る恐る訊いてみた。
 「あの…私の単車は?」
 「奈良県警の駐車場でお預かりしています。損傷が非道かったけどね」
 
 やがて連絡を聞いた長男が飛んできてくれた。
 「親父、大丈夫か?」
 「おぅ…見ての通りや」
 男通し同士だから口数が少なくて助かる。

 会社から上司のtixi次長とKM部長が駈け付けてくれた。
 「お、MARUさん。思ったより…」
 ギプスをはめ身動き一つ取れないベッド上の私を前にして、そこで一旦言葉を飲みこまれた。
 「思ったより…非道そうやな」
 いや、そこは「元気そうで安心した」と患者を力付けるべきであろう。

 事情聴取やお見舞いの方々がお帰りになり、倅にも明日また来て貰えるよう依頼して家に帰した。
 私しか寝ていない四人部屋の病室が急に静かになった。
 一人になって暫らくしたら、枕もとの電気を消して麻痺で痺れて腫れ上がった両掌で顔を覆い、少し泣いた
【1月08日の「長い苦闘の日々の始まり」日記】
 「エヴァか?」と思った。
 目の前には白い「見知らぬ天井」。
「気が付けばそこは暗い病室
  赤い血の滲んだ白い包帯♪」


 「あ、気が付いた」
 聞き覚えのない男性の声。
 その方向をよく見ようとしても頭がどうしても動かない。
 「そのままで結構結構。
  わたし奈●警察署交通事故課のNといいます。
  MARU●(本名)さん。単車で事故を起こしたこと、憶えてはります?」
 ???
 え
  なんのコト!?
 

    
 1月09日の金曜日の会社からの帰宅時、単車での単独自爆事故を起こしてしまい、意識不明での入院を経て現在自宅療養中であります。
 詳細は後日、日記等でご報告させていただきますので、しばらくお待ちくださいませ。
 骨折無し、打撲と擦過傷多少。後遺症として両椀に軽い痺れ有り。


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1959/08/18
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