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【5月25日の「あら珍しや『郷愁日記』」】
 今日は天気予報があまり芳しくないので外出を控える。とかヌかして、一日中ゴロゴロしながら溜りに溜まった雑誌や本や漫画やDVDやLDやCDやエロやらを消化せんモノとする。
 いや、ただ単にモニターでDVDやLDやCDを垂れ流しにして、手当たり次第に未読の本やらを斜め読みするだけだけど。

 そのなかの一冊。
 『ぢごぷり第一巻  木尾士目
  副題を「The Princes Of The Hell」 (「地獄のプリンセス」の略ですね)
                写真

 
 内容は一言で「育児もの」のフィクション
 「18歳」の双子姉妹が、姉の産後七日目の赤ちゃん(「夢子」♀)との悪戦苦闘の日々を綴る。

 それは精神的にも肉体的にも決して楽で楽しく美しい日々ではない(彼女達の若さにも所以する。父親の所在は後で明らかとなる)。
 若い母親の手にする「育児書」には、それらが決して『地獄の日々』となるとは一行の記載も無いことに気が付く。


 曲がりなりにも二人の子供を育ててきた、この「不甲斐ない父親」にとっても身に迫る内容で大変興味深く読了した(一部泣いた)。
 思い起こせば一人目の娘は「癇」が強く物心付くまでかなり長い間「夜泣き」が続いた。
 また、今では想像も出来ないが身体が弱く、夜中にタクシーで「救急病院」に駆け込みそのまま隣の市の病院で救急入院することも珍しくなかった。
 特に「夜泣き」は親にとっても睡眠不測が辛く、母親は少しヒステリックになった時期もあった。
 こういう時には「父親」として申し訳ないけれども、ただ単に親と子を宥めつかせるかオロオロするしか仕方がなかったのである。
 (不思議にも幸いにも、二人目の息子はまるでこういうことがなかった)

 狭いマンションの中で泣き叫ぶ娘を、よく夫婦二人して交代で抱っこしながら表の人気の無い駐車場を彷徨ったものだ(子も親も泣いていたことも少なくなかった)。
 そんな時、私たちが口ずさんだのは『天満の子守唄』
 この「子守唄」は大阪天満(てんま)を中心に昔から唄い続けられた唄だとされる。 ネットでの検索によると解説として「木津村と難波村は、一世紀近くにわたって、天満市場に対抗する地元の市を開こうと活動を続けていた。その中で、自分たちの主張を示すために作られた唄が「天満の市」であったと、右田伊佐雄は解説している。当時、木津と難波の両村からは、大阪へ子守娘が多く出ていたので、彼女たちの歌う守り子歌として近畿一円から四国、中国地方へと広まったのではないか」と推測記述されている。


『天満の市』

 ねんねころいち 天満の市で
 大根そろえて 舟に積む

 舟に積んだら どこまでゆきゃる
 木津や難波の 橋の下

 橋の下には 鴎がいやる
 鴎とりたや 竹ほしや
 竹がほしけりゃ 竹やへござれ
 竹はゆらゆら 由良之助

 (http://www.ongen.net/search_detail_track/track_id/tr0001303466/ で試聴できます。 少しメロディに違和感はあるけど、それは歌詞なども含め唄い継がれる間に地域などで変化しているのだろう)


 これは私の祖父母が「大阪船場」の育ちであり、やはり私の母親から受け継がれた。 要するに私自身が幼少の頃から耳にして育ったのである。
 但し、「一番」の一小節の後はオリジナルの「替え歌風」になる。


 うちの○○ちゃんはお利巧さんやさかい
  だれもアッポ(阿呆)さんと云うてくれな
 
(「云わないで下さい」)


 大人になって今更ながらだけど、なんという郷愁深い唄であろう。 今はタイピングしてるだけでも、その歌詞に込められた心情などを思うとただただ涙が溢れてくる。
 我が子供たちに 決して(我々の若かった時の)子育ての苦労を思い知れとはコレぽっちも思わないのだけど、この「子守唄」だけは心と記憶に残して次の世代に残して欲しいと思うワケだ。
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