【3月16日の「楽しい夜でありました。」日記】
愛知県名古屋市内から尾張旭市~瀬戸市までを絨毯爆撃。
その後 北へ進路を取り岐阜県入り。 なんやかんやでそのまま41号線で北上を続け下呂を抜け飛騨高山まで。
到着予定時間を多少過ぎながら午後六時半、JR高山駅近くの観光ホテルにチェックイン。
「下呂温泉」はお気に入りでよく宿泊したが、高山での宿泊は今回が初めて。
最上階の温泉浴場で汗を流し、私服に着替えて街に繰り出す。
事前に名物や有名食べ物屋など面倒臭いので一切調査していないけど、駅前の方向に行けばナンぞ有るぢゃろJAROって何ぢゃろ。
ところが今日は火曜日だからなのか、駅前の蕎麦屋など休みが多い。
そこで同じ駅前のビルの中の「鶏ちゃん屋」という店に飛び込んでみた。
「鶏ちゃん(けいちゃん)」とは、岐阜県の郷土料理の一つで、鶏肉を使用した料理である。「けいちゃん」とも表記され、「鶏ちゃん焼き」ともいう。
元々は飛騨地方南部の下呂市(旧益田郡)や高山市南部、奥美濃地方の郡上市の家庭料理である。1950年頃から食されていて、1960年頃から、地元の精肉店や居酒屋が独自に改良したと言われる。 なお正しい発音では「け」ではなく「ちゃ」の方にアクセントがある。(以上Wikipedia参照)
前に下呂温泉街の居酒屋で食してあまり感心しなかった(しかも「とりちゃん」と頼んぢゃって、店のオッサンにわざわざ「けいちゃんですか?」って訊き返されて憤慨した!)ので、今回はその利便時…あわわ変換し損ない、リベンジともいえる。麒麟児は有名なお相撲取りの名前である。
どうせガラガラだろうと高を括って入店してみれば、意外や意外。 店内は何故か多数の若い男女でゴッタ返している。学生っぽい集団で「卒業(追い出し)コンパ」かな?
とりあえずその「鶏ちゃん(一人前@¥780)」と生ビールを頼んでみた。
以前食したのはただの「鉄板焼き風」で調理されたものが皿に盛られて出てきたのだが、この店ではテーブルのコンロの上にジンギスカンの焼鍋(モンゴル帽子みたいなやつ)を乗せ「和紙」のような紙を敷きその上にキャベツ、ニラ、鶏肉とタレで焼く。
この「和紙」を破かないよう注意せよとメニューにも書いてあった。 不思議なことにこの「紙」 焦げて茶色く変色はするものの火が点いたり焼けて穴が空いたりしない優れものである。
で、食してみた。
前回のモノより遙かに旨い。 ビールがすすむクン。 お代わりをもう一杯。
ほろ酔いで店を出る。
昨日の日記の「ぞうさん」のコメントによれば地方名物は三品食さねば「ごはんリレー」をゴールできないという…。
って、そりゃ東海地方のローカル人気TV番組知らないとワケわからんやないかぁーい! わしゃ小泉元総理ソックリさんマジシャンの娘(この娘の本職もマジシャン)かぁぁーーい!?
でもそういう「ルール」なら仕方がない。 困ったな、あと「二品」かぁ。
っちゅうワケで少し奥に入った処の「蕎麦屋」を見つけて入ってみることに。
「飛騨蕎麦(ざる)」と「高山地酒熱燗」を所望。 これで「条件クリア」ざんす。
蕎麦が出来るまでチビチビ飲りながらふと店内を見渡すと、家族連れが一組。 亜細亜系夫婦と小学生から中学生までの三人のお子さん連れ。
お父さんが英語で店のおばはんに何か喋りかけているが埒が明かない。
そこでちょっと酔っていたので声をかけてみた。
得意(?)のインディアン英語で
「オマエタチ ドコ 来タ?」
「シンガポールからだ」
「カンコウ? ガクセイフク?」
「YES,YES。日本へは四回目だ」
「ソカソカ。シンガポール良イ国ダ。行ッタコト無イケド…。オレ『シーライオン』知ッテル。 ニポンジン、ウソツカナイ。 アタマノ皮ハグ」
このとき「マーライオン」を「シーライオン」と間違えてしまって、ハナで笑われる。
あとはしばらく向こうの家族と会話を。
日本は「クリーン」で大好きだそうだ。 でも「サムイよ」だって。仕方ないよ、高山だもの(今日は特に寒い)。
先方の言わんとする言葉は大体わかる(ような気がした)。 問題はコチラのブロークン(アロー)なデタラメ英語(含むボディランゲージ)がどれほど理解されていたかだ。
「オレ思ウ。明日モット寒ゥナル。気ヲツケロ。 グッナイ。 ハブ・ア・グットリップ。 ハブ・ア・キットカット!」
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