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【1月31日の「『思い出は映画(館)とともにby 木曜バチョン」日記】

『当館は1942年の会館以来68年間にわたり
 皆様のご厚情をいただいて今日まで地元、奈良の地にて
 営業を続けて参りましたが近年の大きな状況の変化により
 来る、2010年1月31日(日)の営業をもちまして
 閉館いたすこととなりました。
 皆様におかれましては長年にわたるご愛顧、ご支援を賜り
 心から感謝申し上げます。』



 今日、奈良市で最後の映画館が営業を終え、その灯を消す。
  『奈良シネマデプト友楽
 最近流行の「シネコン」システムに姿を変えたが、長い時代に市民に愛された由緒ある映画館だった。

 親の転勤で奈良の地を訪れ、やがて物心付き「映画」の魔力に魅入られてた今から40年近く前、奈良市には四つの映画館があった。
 「奈良友楽劇場」
 「奈良観光会館地下劇場」
 「奈良中央映劇」
 「尾花劇場」

 時は前後するが、これらの思い出の詰まった全ての映画館が全て無くなったワケだ。

 中学生の時、通う学校の前に一軒の文房具店があった。
 店頭には奈良市内の映画館で上映される映画のポスターが毎回掲示される。当然「前売り券あります」の張り紙とともに。
 当時は「地方ロードショー」で二本立てが基本だった(「友楽」「地下劇場」)。
 前売り券には小さな「半券」が付いていて、これを五枚集めるとまた「鑑賞券」に交換してくれたものだ。
 通ったねぇ。 上映映画が変わるたびに通った。 ほぼ「皆勤賞」モノだったんぢゃなかったかなぁ。
 幼き「デート」にもよく使わせていただきました。
 その蜜月期は大阪の高校に進学し、「ぷがじゃ」や「Lマガ」を手に名画座を求めて行動範囲が大阪や京都にまで飛躍する時代まで続く。
 
 元は有名な演劇の小屋「尾花座」だった「尾花劇場」は「三本立て」が多かった(ビートルズ三本立て「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」「HELP」「LET IT BE」とか)
 少し「名画座」の気分も味わえたが、トイレは旧式で臭かった(特に雨の日には)。 ここでは上映中のポスターを300円くらいで売ってくれた。

 『中央映劇』はポルノ映画専門館で、隣はストリップ劇場の『奈良スターミュージック』だった。
 高校時代からどちらにもお世話になることになる。
 映画版『宇宙戦艦ヤマト』の想像を超える大ヒットで、奈良市では急遽『中央映劇』での上映が決定されるが、上映時観客の子供達で溢れる男子トイレには『おとなのオモチャ』のガチャガチャ式自動販売機が備えっぱなしになっていた。
 また、ある大晦日。そこで『That's PORNO』(洋ピン総集編映画)を観て「もちいどの通り」を歩いていると、当時の「SF研」に出入りしていた美人の女性が親子で歩いているのに出くわして吃驚した。 お母さんも「美人」だったのだ。(
どんな情けない思い出や。でも何故かメッチャ恥ずかしかったわ)


 昨日といい今日といい
  ああ、寂しいねぇ。侘しいねぇ

 

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