金縛

【2月27日の「とある朝　目覚めると何と股間が金縛りに…」日記】
　出張先の鳥取県米子市の定宿で就寝中、朝方に久しぶりの全身の「金縛り」に遭う。
　マジで数年ぶりの体験。
　半覚醒の状態で枕元を何者かが右から左に横切りつつ私の顔を覗う気配を感じた直後、身体が全然まったく動かなくなった。

　日頃から大好きなクセに「超常現象は存在しない」と豪語する私だが、怖いものは怖い。
　頭ではこれは単に医学的には「睡眠麻痺」と呼ばれる睡眠時の全身の脱力と意識の覚醒が同時に起こった状態であると理解しても、恐怖感に囚われるのは致し方ないものか。
　
　この際は以前、確か「平井和正」の小説で読んだ対処法を実践するようにしている。
　頭の中で「光あれ」と唱えて、ともかく脳内を「眩しい光」で充満するように想像する。　口でも「光あれ！！」と唱えられるように努力して、実際に言葉として発する。
　これは結構、意外と効くのだよ。
　自分の「光あれ！」という発声で金縛りが解け、目が覚めることも多い。
　
　　
　
　これは某先輩の「与太噺」で大好きな「金縛りネタ」なのだが、若い頃の先輩が毎夜「金縛り」に遭ってしまっていたという。
　事前に何故か頭上から「金縛り」が来る来ると予感すると、実際に「金縛り」に遭ってしまう。。
　そこで在る夜、頭上からの遅い来る「金縛り」の予感を感じた途端、ふいに寝返りを打って身をそらした。
　その途端、何者かが「ドスン」と枕にぶつかる音がしたと云う。
　某先輩はその晩、「金縛り」に遭うことなくスヤスヤと眠れたそうだ。

跡地

【2月03日の「ここの『館長』やりたいなぁ」日記】
　出張で中国地方へ。
　気温が高く過ごし易くて助かる。
　夕刻に某県某所へチェックイン。
　
　夕食を摂りに外出する。
　まず向かったのは駅前の「ジャスコ」。
　この店の三階にはあまり大きくはなかったが「SATY東宝」というシネコンがあったが、昨年に閉館した。
　その元映画館跡地をｱﾆﾒ制作会社「GAINAX」が所得。　固定椅子などを取っ払い『ガイナックスシアター』として今年2月1日に再生させた。
　ただし「ガイナックス作品常設館」というわけではなく、イベント向けの「レンタルスペース」として経営する。
　95㎡×２部屋、150㎡×１部屋があり、上映、トーク、展示、お芝居、ライブなどには使い勝手が良さそうだ。
　近日には「岡本喜八作品上映会」なども予定されている。
　　　　　　　　　　　　 　
　素見かし半分で覗きに行った。
　残念ながら本日はイベントが無く、誰も居ないんでやんの。
　
　仕方がないから本来の目的である晩御飯を食べに。
　「生ビール一杯380円」というポスターに魅かれ、地元の居酒屋の暖簾を潜る。
　アテは「ハタハタ唐揚」。　カリッと揚がっており頭からバリボリ食べられて美味。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

落葉

【1月28日の「上田敏　『海潮音』より」文学的日記】
　高知県内を駈け巡る。
　「近道」をしようと地図を精査して三桁の国道を選択。
　いざ実際に踏破してみたら、まさに「酷道」だった。
　
　片側が断崖絶壁な0.8～1.2車線を泣きながら走る。
　ほぼ中間地点で道が広くなり、とある建物を見つける。
　「茶室」のような建物だったが、よく見てみると「トイレ」だった。
　こんな山奥に？とも思わなかったでもなかったが、ちょうど「自然が呼んでいる」状態だったので利用してみることにした。
　 　　　　　　　　　　　　 
　「男性用」は個室が一つ、「朝顔」が二つのコジンマリした造り。
　「蚯蚓も蛙も皆ごめん♪」と唱えて、小用を足す。
　　見よ！怒涛の○○!!
　我が分身(液体)が次々と便器底に呑み込まれていく。
　その瞬間、我が耳を疑った。
　
　トイレの地下に備えられていよう「貯蔵槽」か「汚水槽」に流れいく「液体」。
　それが落ちる瞬間に真に耳に心地よい「音」が奏でられたのだ。
　おぉぅ!?
　これぞ正に噂に聞く『水琴窟』ではないか？
　
　『水琴窟(すいきんくつ)』とは日本庭園の装飾の一つで、手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛けで、手水鉢の排水を処理する機能をもつ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　その素晴らしい音色に思わず何故か心わびてしまい、ハラハラと落涙しかけたのは云うまでもあるまい。
　ついでにブルブルと身震いもしたけれど…(生理的現象)
　
　
　　
　　秋の日の　
　　　ヴィオロンの
　　　　ため息の

　　　身にしみて
　　　　ひたぶるに
　　　　　うらがなし・・・


　　（キが違っておるが仕方あるまい…)
　　　

星堕

【01月27日の「今日の日記やつぶやきコメントはコレ一色だろうなぁ。」日記】
　声優の「永井一郎」氏が亡くなられた。
　第一報の「広島市のホテルの浴槽で倒れているのを従業員が発見」というのが気になる。
　先日、広島のラジオでアナウンサー(横山雄二)が
　「(ｻｻﾞｴさんの)『波平』役の人と先日、酒を呑んだ」という情報を聞いたばかりだったからだ。　今回もその局のナレーション録りの仕事で広島におられたらしい。
　「その場の全員が『波平』の声で『バッカモーン！』と怒られたかったのに、ふと見ると『永井さん』は吐いてやんの」というフレーズが不思議と耳に残っていた。
　その時から体調が悪かったのかな？
　ご冥福をお祈りします。
              　　　　　　                 
　
　
　高知県に出張中。
　夕ご飯を摂りにホテルの近所をブラブラ。
　『あたご劇場』という映画館を見つけた。
　丁度　戦前から活躍し、「バタヤン」の愛称で親しまれている歌手『田端義夫』のドキュメンタリー映画『オース！バタヤン』を上映中。
　かなり心魅かれたが、もう本日の最終上映が始まって三十分は経っていて諦めざるを得ない。　残念。
　しかし風情のある良い小屋(映画館)だったなぁ。
 　　　 

蒟蒻

【1月21日の「おおむかし「まんちゃん」と『ハイマンナンダイエット』というのを二人でやったコトがあったなぁ(遠い目)」日記】
　寒くて雪が冗談なくらい吹きすさぶ山陰某地方を移動の為に走破。
　ここら辺の「道の駅」で以前喰った「コンニャクおでん」が美味しかったので、そこで昼飯を摂るのを楽しみにひたすら走り続ける。
　三センチくらいの丸コンニャクを五個くらい「串」に刺して炊いただけのシンプルな「おでん」なんだけど、味付けも良く美味かった。　真冬ににピッタリって感じ。
　ぼちぼち腹も減ってきた…
　
　よし！　着いたどーー!!
　道の駅『火曜定休』
　ほ、ほぅ。　そう来たか…
　ｻﾅﾊﾞﾋﾞｯﾁｨｨｰｰｰｯ!
　
　っちゅうワケで今日は残念ながら喰い逃しちゃったんだけど、コレって『ダ』に使えるんでないかい？
　冬季期間限定だけど何処の「コンビニ」でも今は「おでん」売ってるよね。
　お昼はコンビニで「おでん」、しかも「コンニャク」だけを注文する。
　「コンニャク」はローカロリーだし、「便通」を促進させる効果がある。
　「コンビニおでん蒟蒻ダイエット」
　　略して『コンビニエンスストアでおでんの蒟蒻だけを喰って成功したらウハウハ♪ダイエット』!!
　
　よぅし、明日から昼は「コンニャク」オンリーの暮らしだ。
　
　
　
　でも、オレはイヤだなぁ…
　　　　　ﾅﾝﾄﾅｸ